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第851話「世界の果ての向こう側」

どうも、世界の果ての高き壁に跳ね返されるルイナです。

今回の冒頭あいさつの元ネタはまだわかりやすかったかな…?


…と、テキトーな解説はそこそこに、本日のネタを。

一度目標を達成した後、どうするか 「パワーホライズン」

主にスポーツ漫画における「目標」を達成した後のストーリーについて。
1年前の記事から引っ張ってきました。

スポーツ漫画とは、主人公(とその仲間たち)が汗水垂らして特定のスポーツに打ち込む姿を
描いたものですが、ただ無為無策にそのスポーツをダラダラやっているわけではなくて
(そういうのも中にはあるけど)、例えば大会に出るだとか、地域でNo.1になるだとか、
甲子園に出場して優勝するだとか、ペナントレースを首位で終えるだとかいった、
何かしらの「目標」が設定されるものです。

「目標」とはすなわち「ゴール地点」です。ゴールに向かって突き進んでいくのです。
まさに書いて字の如く「目指すべき標(しるべ)」ですね。

そして、ほぼ全てのスポーツ漫画において、「目標」たる「ゴール」には
一朝一夕では辿り着くことはありません。
笑いあり涙あり、挫折あり屈辱あり、一喜一憂あり、ピンチありチャンスありといった、
まさに紆余曲折を経て「目標」まで進んでいくのです。
そして、まあぶっちゃけてしまうとだいたいのスポーツ漫画は
開始当初に設定していた最終目標を達成しますね。
ストーリー漫画において最終的には主人公がラスボスを倒すことと同じ程度の話。

最終到達地点たる「目標」の達成もさることながら、スポーツ漫画の醍醐味はそれと同等くらいに、
主人公(たち)の「歩んできた道筋」が面白さのキモとなるのです。


さて、元記事の本題でもあるように、「目標」を「達成した後」について。

当初に設定していた最終目標をあーだこーだで達成しちゃったら、
バンザイ三唱でハッピーエンド! …とは必ずしもならないのがオトナの世界(?)です。

有無を言わさず特定のタイミングで終わらせるといった強い意志を持った
漫画(漫画家)であれば、それはそれでタイミングよく終わるのでしょうが、
なんといっても世の中商売ですので、そういうわけにはいかなかったりもします。
なかなかどうして人気を博している漫画であればなおさら。

特に、そういうタイミングの時というのはまさに当初の目標の真っ只中にあったので、
作中でも屈指の盛り上がりどころと言えるタイミングでもあるわけです。
人気がなくなってもいないのに終わるなんて、
作者も編集者も読者も勿体無いと思ってしまうものです。

しかし「目標」は達成されてしまった。目指すべき道標がないわけですよ。
となると、今度は「新しい目標」を設定する必要がありますね。

ここで問題点というかジレンマというか、避けられない壁のようなものが3つやってくるのです。


まずひとつは、「最初の目標よりも高い目標を設定しなければならない」ということ。

目標に向かう道程というのは階段のようなものです。
一段一段上がっていき、登り切るのです。

そこで次に向かうべきところを見定めようとしたときに、下を向くことは出来ないのです。
なぜならば、下を向いてしまうと「これまで」以上に盛り上がる機会が有り得なくなるからです。

例えば最初の目標が「全国大会で優勝するぞ!」で、それを達成するか、
もしくは惜しくも届かなかった後になって、次の目標を立てるときに、
「地区大会でなんとかベスト4に入るぞ!」にグレードダウンしたら
ものすごくやるせないじゃないですか。余程でない限りどう考えても盛り上がりませんよ。


となると、上を向くしかないわけですが、ここで2つ目の問題点が顔を擡げます。

物事には限界ってものがあります。行き着く所まで行き尽くすということです。
例えば高校野球なら「甲子園で優勝する」が最高到達地点なわけです。
これ以上の栄光はもう無いのです。新しく創りださない限りは。
まあ野球ならやろうと思えば「プロになる」とか「ポスティングでメジャーに行く」とか
日本シリーズまたはワールドシリーズを制覇するとかWBCを制覇するとかありますけど、
それにしたっていつかは限界が訪れます。

そうなると直前に言ったとおりに、甲子園で優勝すること以上の栄冠を
新しく創りださないといけなくなる。
新たに創作した栄光は、それまでの「当初の目標」の上に築かれるものですから、
要は「基準(ベース)」が「当初の目標の地点」に設定されてしまうのです。
苦労して達成した当初の目標が、出来て当たり前の平均値に均されるのです。

これはいわゆる「インフレ」の構図でもあるわけですが。


まあ上記のことは、スポーツ漫画に限らず、これまでに数々の漫画が通ってきた、
もしくはこれから多くの漫画が通ることになる既定路線ともいうべき道ではあるのですが、
実はこれがなかなか盛り上がらない。

盛り上がらない理由が、最後の3つ目の問題です。

それは前半の方にも言ったように、「当初の目標」が達成される直前または瞬間というのは、
漫画全体を見ても屈指の盛り上がりどころになるわけです。いわゆる「ピーク」です。

作中の主人公(たち)はもちろん、作者もそこを視野に見据えて盛り上げて行く。
読者もその目標が達成される瞬間を今か今かと待ちわびて期待する。
当初の目標が達成される時と言うのは、これらの相乗効果で漫画の「ピーク」となるのです。

ピークとは要するに頂点ですから、それを過ぎると後は下がっていくのみ。
たとえサインカーブであったとしても、極大地点から向かう先は極小地点です。
下がってしまったテンションはなかなかリカバリー出来るものではありません。

ピークを過ぎた後に、さらなる盛り上がりを持ってこようとしても、
どうしても「最初のピーク」と比べられてしまう運命にあります。
さらに言うと、過去や思い出は美化されていくものですから、
懐古ではありませんけど、新たなる栄光は過去の栄光に比べて分が悪いのです。







…これまで長々と語ってきましたが、結局何が言いたいのかよくわからないまま、
さらにぶっちゃけるとどうにもこうにもまとめられそうになくなってしまったため、
強引に締めますと、

「漫画って難しいよね!」

ってことになるのかなぁ。 投げやりすぎる締め方w




次回予告ッ!
人は日々進化する生き物である。
それにつられて技術も日々進歩していくものである。
そして新たなる発明がこの世に生み出されていくのである!
次回、「ブレストボンバー」! ブレストファイヤーではないw

テーマ : 漫画 - ジャンル : アニメ・コミック

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