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第724話「名前を出すのは反則です。」

どうも、その名は全く轟かないルイナです。

このブログを開設して以来、基本的に1日1話更新してきたわけですが、
今回初めて1日で2話更新いたします。
内容は723話で予告した通り、ベスト・エントリーの3つ目をお送りいたします。

実は今回の記事は、構成自体は今年の始めに既に出来上がっておりました。
まあ書き終えていたわけではないので、文章自体は今日書いたものですが。


さて、今回のネタはニュースサイト論…というか、サイト・ブログ論です。


まずはじめにニュースサイト論やテキストサイト論などといった、
いわゆる「サイト・ブログ論」とはなんぞや?というところですが、
簡単に端折って言うと、「良い記事を書くにはどうしたらいいか」とか、
「アクセスを得るにはどうしたらいいか(いわゆるアクセス論)」とか、
「面白い記事を見つけるにはどうすればいいか」とかいったような、
サイト・ブログをやる上での手助けとなるような内容を、
実際にサイト・ブログをやってきた体験などから書き綴ったものです。
ギョーカイ用語で言うと「ライフハック」というやつですね。

で、この「サイト・ブログ論」というやつは、なかなか一般向けな内容ではないことが多いです。
それもそのはず、ターゲットは「サイト・ブログをやっているヒト」なわけで、
一般ピープルが情報を知りたくて検索するような内容ではないのです。

だもんで、いわゆる「アクセス論」の観点から言うと、サイト・ブログ論というやつは
あまり相性がよろしくありません。
ターゲットの範囲が全体からすると狭いので、周知されにくいのですね。


しかし世の中捨てたモンではなく、そういうネタが好きな人というのも確実にいるわけです。
まあ私なんてそういうヒトなんですが。


突然ですが、大手ニュースサイト「まなめはうす」の管理人まなめさんは
そういったサイト・ブログ論をよく採り上げます。
まあ本人からすると「面白い記事を採り上げている」中での結果でしょうが、
傾向としてはサイト・ブログ論を採り上げることが多いです。
(※注:この記事は2009年初頭の状況から書いているため、現状では傾向は
    異なっているかもしれません)

でもって、「まなめはうす」は大手ニュースサイトであるため、
ここで採り上げられると相当なアクセスが得られます。
また、他の個人ニュースサイトも大手中堅普通問わず「まなめはうす」を
情報元にしているところが多いため、掲載の連鎖が起こります。
そのため、上手く行けばいろんなところで紹介され、アクセスの波がものすごい勢いで
襲いかかってくることになるのです。(人それを「まなめ砲」と呼ぶ)

さらに言えば、「まなめはうす」では既存のサイト(まなめさんの巡回先)のみならず、
巡回していないサイトの記事をもよく採り上げます。新規発掘というやつです。
(注:これも現状とそぐわない可能性あり)
判断基準が「面白い記事」なため、巡回してるかしてないかは問題ではないというところですか。
しかし他の個人ニュースサイトに比べて、「どこから拾ってきたんだ…?」って言ってしまうような
あまり周知されていないサイトから記事を採り上げる率が高いのです。
そういった要素があるから、他の個人ニュースサイトも「まなめはうす」を
情報元にしていることが多いわけです。

上で「どこから拾ってきたん?」っていうようなサイトが掲載されていることが多いと書きましたが、
そのカラクリのひとつに「エゴサーチ」があると思うのです。
「エゴサーチ」とは「自分の名前やサイト名を検索すること」を意味します。
おそらくまなめさんはコレを行って、自分の名前やサイト名が出ている記事を
見つけているのではないかと思います。
(※注:本当にやっているのかどうかは不明。あくまで私の予想)
「まなめはうす」ではサイト・ブログ論が採り上げられることが多いため、
その傾向を計算してかせずか、まなめさんの名前が言及されるときは
その内容はサイト・ブログ論であることが多いですから。


さて、長い前置きになってしまいましたが、ここまで書いてようやく本題です。
(途中から「まなめはうす」の宣伝みたいになってしまったw)


ある内容を語る際に、自分の名前が言及されて記事を書かれていると言うのは、
基本的には好意的な内容であることが多いです。
もちろん牙を剥かれるような批判記事、いわゆる「ディスり」な内容もありますが。
よほど自分の行動や主張に非がない限りは、そうそう悪し様に言われることはないですね。

でもって、自分の名前が出されて、好意的な内容で書かれている記事を見るのは、
結構嬉しいものです。恥ずかしいくらい。
ニュースサイト管理人も人間ですので、好意をもった記事を書かれると嬉しいこともあり、
その記事に対する閾値が多少下がるのです。要は採り上げられやすくなるのです。
まあただ単にホメちぎるだけで内容が無いみたいな記事ではさすがに採り上げられませんけど、
ある程度体裁の整った内容であるならば、まあ採り上げられる可能性は高くなりますね。
だって私なんかそうだし。

かつてのまなめさんは名前を出された記事の場合85%の確率で記事を採り上げていたらしいです。
今でもおそらく58%くらいの確率で採り上げられるんじゃないでしょうか(真偽は不明)。
かく言う私もいつだったか「(個人)ニュースサイトに採り上げられやすくするためには、
ニュースサイト管理人の名前を出して、なおかつ褒めちぎること」
と書いた記憶があります。
ニュースサイト管理人の心象を良くすることで、採り上げられるための閾値を下げるということです。


…さて、ここまでグダグダ書いてきましたが、以降は私の思う本音をブチ撒けます。


「名前を出すのって、反則だろ」と。


ウチみたいに、影響力も人望もプランクトンほどしか無くてショッボイ絶海の孤島みたいな
個人ニュースサイトであればまだかわいいもんですが、
大手ニュースサイトの、しかも影響力と人望とアクセス流れ込み度がズバ抜けてて、
「名前を出せば採り上げられる確率が高くなるとわかっている」ところの名前を出して、
その結果採り上げられて注目されるっていうのは、反則ではないかと思うのです。

まあ別にルールなんて無いですし(あったとしても管理人の頭の中)、
そうすることが悪いことではないし、まなめさんからしてもエゴサーチで
面白い記事が引っかかるのであれば願ったり叶ったりなのでしょうが、
私個人としては、それはやっちゃいかんだろうと思うのです。
まあ、要は私が気に入らないってだけですけど。

で、その理由は、

「まなめさんの名前を出すということは、彼のネームバリューに頼り切ってるから」

なのです。何が言いたいのかと言うと、

「ネームバリューに頼り切ってて、本当に面白い良記事であるか疑わしい」

ということ。

本当の意味での「面白い記事」や「良記事」というのは、
そういった他人のネームバリューみたいな外部の状況要素に左右されることなく、
純粋に内容のみで閲覧者を「これは…良い記事だ…」と唸らせるようなモノだと思うのです。

サイト・ブログ論を書くにあたって、「まなめはうす」の名前を出すということは、
「サイト論でまなめさんの名前を出しとけば採り上げてくれるだろう」というような、
ある種の打算と甘えが見えてきてしまうのですよ。



本文ここまで。



まあ要は最後のセリフ「まなめさんの名前を出すのは打算と甘え」って
言いたかっただけのエントリーでもありますね。

で、この記事は冒頭でも言ったように、構成と内容は今年の始めに既に出来上がっていたのです。
しかしこの年末までこの記事を引っ張ってきました。
それは何故か?

この記事は私の心の叫びというか、気に入らんなーと思うところを書き綴った記事です。
だからこそ、今年1年かけて「実践」していたのです。

今年もいろいろテキスト記事を書いてきました。その中にはサイト・ブログ論も結構ありました。
その中で、私は「一度もまなめさんの名前を出さなかった」のです。
どうしても出さざるを得なかった場合は「ま○め」とか「あの御方」とかいう風に
名前をイジッて出してました。意地でも「まなめ」というフレーズを出したくなかったのです。

名前を出すのは反則であり、打算と甘えがあると感じていたので、
そこから脱却しなければいけないなーと思っていたのです。
名前を出さずに採り上げられてこそ、本物であり真に面白い良記事であると
判断されたと言えるのではないかと思っていたのです。

いつまでも甘えてばかりでは先には進めないのです。



…というわけで、今回の記事はNGワード「まなめ」を解放しまくったエントリーでした。
最後の最後でタブーを破りまくった記事になっちゃいましたね。

こんなことするから説得力がなくなるんだよな…




次回予告ッ!
今年最後のニュース更新を行おうとした管理人!
しかし年末ということもあって記事自体が少なくてエントリーを作るのに
苦心しまくるのであった!!!
次回、「さようなら2009、おいでませ2010」! 今年最後のニュース更新。

テーマ : ブログ日記 - ジャンル : ブログ

コメント

まなめさんの名前を出す事

「まなめさんの名前を出すのは打算と甘え」という趣旨の記事に、まなめさんの名前が出ているのはどういう事ですか、というツッコミはともかくとして。
まなめはうすに取りあげられたかったらまなめさんの名前を出せ、みたいなのがあるという話を聞いた事もありますけれど、都市伝説なのではないですかね?
以前「ニュースサイトに紹介されやすくなる5つのテクニック http://d.hatena.ne.jp/ululun/20080814/1218681576」というエントリを書いたのですが、「小手先」と書いていますように、pvが上がるとか、はてなブックマークがあがる「テクニック」は存在している、とは思いますけれど、pvがあがったのは「テクニック」を駆使からなのかもしれないね、と思うとヤな気分になりますよねw なので好きな事書いてるのが一番良いと私は思っています。

「いえーい、まなめさーん、見てる-?」とか書いておくと拾われるかもしれないですけれどねwwww

Re: まなめさんの名前を出す事

>「まなめさんの名前を出すのは打算と甘え」という趣旨の記事に、まなめさんの名前が出ているのはどういう事ですか、というツッコミはともかくとして。

もちろんこれはワザとですwww むしろそういうツッコミを待っていましたwww


>都市伝説

昔は本人がそう言っていたような記憶もあるんですが、おそらく今ではあまりそういうことはないでしょうね。本文では58%って書きましたけど、たぶんそんなに無いと思います。
…手前味噌ですが、<a href="http://jidai3.blog15.fc2.com/blog-entry-162.html" target="_blank" title="第151話「ニュースサイトにとりあえず採用してもらえる、たった1つの方法」">第151話「ニュースサイトにとりあえず採用してもらえる、たった1つの方法」</a>という記事の中でも、名前を出せば採り上げられる可能性がちょっと上がるみたいなことを書いていたのですよ。これも趣旨はあくまでも「とりあえず」ってところなんですけどね。
でもおっしゃるとおり、所詮こういうのは「テクニック」であり「小手先」ですので、内容そのものの価値を上げる効果は薄いんですよね。まあ注目されるといろいろなツッコミを受けることになって、その結果洗練されていくみたいなことはあるかもしれませんが。好きなことを書いて、それが誰かの目に止まって注目されるようになるというのが一番自然なことだと思いますね。

…というわけで、まだこの記事は拾われていないみたいなのでまたタブーを破っときますかwww

いえーい、manameさーん、見てるー?

No title

きもちわるい

キモティイー!!!
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