スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第452話「じっくり読んでたら10分じゃ済まなかったよ!」

どうも、カゼっぴきのルイナです。

ヒジョーに体が気だるいです…
しかしそんな健康状態にあっても休む事など許されないのが新人という身分なのだ…

今日も今日とて5時に起きて、6時には家を出る生活。
今はただ、野垂れ死なないことを祈るのみ…



…さ、さて!本日の更新ですよー!!!

10分でわかる『グイン・サーガ』。 「Something Orange」

私が生まれる前から始まり、125巻を数えて今なお継続している
栗本薫氏のライフワークとも言えるべきこの小説。
この超長編小説を、10分で理解できるように解説しているエントリーです。

てゆーか、普通に読んでても10分じゃ済まなかったよ!


※以下、びみょうにネタバレ成分を含む可能性があるので、気にする人は注意。





私は小説はあまり読まず、ラノベもぜんぜん読まない人なのですが、
この「グイン・サーガ」は私が幼少の頃から今に至るまで
ずっと読み続けている稀有な小説です。

どのような小説であるかについては、元記事にて詳しく書かれていますので
ここでは書き連ねる事はしません。
ってゆーか、125巻(さらに外伝が22冊)の内容なんてどだいムチャな話、
ちょこっとあらすじを書くだけでも日が暮れますよ。


…と、そんなことはともかく、今も読み続けているこの小説。
入りがガキんちょの頃だったものですから、初期の冒険パートが好きで読んでまして、
中盤(?)の陰謀、権謀術数、心理描写のパートがなかなか退屈に思ったりもしてましたね。
そのため、展開が遅いなーとか冗長だなーとか思う事もしばしばありました。

私は「物語を動かすのは主人公」という考えを持っていますので、
グインがその身ひとつであらゆる困難に打ち勝ち、道を切り開いてゆくその姿が
非常に痛快で、心躍ったものです。


だからといって、そうじゃない部分がつまらないと言いたいわけではありません。

個人的にはグインが主人公で、グインが物語を動かす存在であると考えていますが、
それと同時に、イシュトヴァーンやアルド・ナリスもこの物語の主人公なんですよね。

「グイン・サーガ」という小説において、グインは「冒険活劇」の主人公だと感じます。
イシュトヴァーンは野望の劫火を背負う、覇道にして成り上がりの主人公。
そしてアルド・ナリスは陰謀と心理を操る、宮廷生活における主人公でした。

そしてかれらは、自らの行動を以って周りを動かしてきたのです。
それらは時にクロスオーバーしつつ、個々にストーリーが進んでいくのです。
それはまさしくかれらが「主人公」に値する在り様でしょう。

子供の頃は冒険劇パートで興奮し、宮廷劇パートでは退屈を感じる事もありましたが、
トシを食ってくると、元記事にあるような心理描写、人間ドラマな部分も楽しむ
(やや語弊があるかも)こともできるようになってきましたね。


また、元記事の中でも語られていましたが、
この小説には数多くの「予言」がかなり初期から出てくるんですよね。
30巻くらいでは、あとがきで将来に出てくる予定の「タイトル」も「予言」されていました。

その「伏線」たる「予言」や「タイトル」が成ったときには、
「ついに来たか…!」と感慨深くなったものです。
「豹頭王の誕生」や「大導師アグリッパ」など、
すでに予告されていたタイトルが来たときには「おお…!」って思いましたよ。

外伝1巻「七人の魔道師」は最初の外伝にして「正編が終了した後の後日譚」だったのですが、
その時でも様々な出来事がフライングで紹介されていました。
そのうちのひとつ「2度のユラニア遠征」なんて、作者自身がどう処理したものか
悩んだという、どこまで本当に先読みしていたかわからないネタもあったくらいです。

そして今もなお消化されない設定があるし、
さらには今を以ってなお新たなる設定もどんどん出てきていますね。
作者の頭の中にはどんな未来絵図が描かれているのか想像もつかないところです。
しかしそれこそが、この小説の面白さの一端を担っているのです。

物語の初期からどんどん「これからの展開、結果」を「予言」という形で示してゆく。
まさに「ネタバレ」を堂々とストーリー中に散りばめているんです。
「伏線」に近いですが、「ネタバレ」なんですよ。だって、その通りになるのだから。
ある意味では、定められた「運命」には抗えないという向きにも捉えられます。

しかし、その「運命」たる「予言」がどのようにして成就していくかはまったくわからない。
どのような経緯を経て、初期に示されていた「予言」に辿り着くのか。
未来の出来事はわかっているのに、どうしてそうなるのかわからない。
この小説の面白さのキモのひとつはここにあるんですよね。


この小説はいろいろな意味で非常に膨大です。125+22巻もの長きに渡って
綴られてきた物語は、とてもじゃないですが一言では言い表せないです。

パロ・ゴーラ・ケイロニアの三国志的な関係と、様々な国の風土・習慣。
リアリティに溢れる戦争描写と、それに対した魔術師的要素。
古代機械や星船に代表されるSF的要素。
ランドックやアウラ、ユーライカの瑠璃、『マスター』などといった、
主人公グインの内に秘められた謎。
そして、ほぼ全てのキャラクターが抱え、思い悩む自らのレゾンデートル。

ここに挙げたのはごくごく一部でしかありません。


子供の頃からずっとリアルタイムでこの小説に触れて来ている身としては、
この物語の終着点をこの目で見るまでずっと付き合い続けるでしょう。
…おそらく完結する事は無いのでしょうが。

もう、ここまできたら惰性、意地で読んでるという感覚も確かにあります。
あまりにも長すぎます。全体のストーリーの流れはともかく、
「この巻では何が起こった」というようなものはもううろ覚えでしかないです。

それでも、この小説の終わり、ひいてはこの小説に登場するキャラクターの
「運命」のターミナルがどうなるのか。それが気になってやまないのです。


ちなみに、個人的には「グイン・サーガ」は94巻「永遠への飛翔」で
一時の終点を迎えたと思っています。
今も続くストーリーも本編と言えば本編なのですが、私としては「第2部」という感覚ですね。
だからある意味、未完で終わってしまうような事があっても耐える事はできますね。



関連:

最後まで付き合って、それぞれがどんな人生を全うするのか、それを見届けたい。
「明日は明日の風が吹く」




次回予告ッ!
現代人は様々なモノを身に纏っているものだが、
管理人はそれらをものの見事に脱ぎ捨てるのであった!!!
次回、「脱いでよかった」!…だからカゼひくんだよ。

テーマ : 小説 - ジャンル : 小説・文学

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。