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第1608話「バズワード・メモリィ2023 Part1」

どうもルイナです。

今年もこの季節がやってまいりました。
毎年恒例、なぜか更新頻度が上がる季節…
…げふんげふん、バズワード・メモリィのお時間です。

「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン 新語・流行語大賞 第40回 2023年 授賞語

というわけで今年もいつも通り新語・流行語大賞が発表されております。
16年経ちほとんどブログ更新をやらなくなってしまった今であっても、
なぜかこれだけは毎年懲りずにやっております、
新語・流行語大賞に選ばれた言葉にテキトーにコメントをつけていくコーナー!
ウチのサイトの12月恒例行事!ネタに困らないという意味でも(・∀・)イイ!!
…更新してないのにネタに困るもクソも無いんだけど…

というわけで、「流行とは一体…うごごご」という真理からは
全力で目を逸らしつつ、いつもの解説芸のコーナーをどうぞ。



・アレ/A.R.E.
 …今年の流行語大賞はプロ野球阪神タイガースの「アレ」。
  アレとは何かと言うと文字通りアレのことである。
  …こう言ってしまうと身もフタも無いが、
  主にはプロ野球阪神タイガース岡田彰布監督の発言を指す。
  「そらもうアレよ」などといった形で多用される。
  岡田監督がインタビューなどで話す発言は独特の言い回しが多く、
  補完が必要なレベルの難解なコメントはもはや外国語の領域とまで言われており、
  岡田監督の(非公式の)愛称「どんでん」にちなみ、「どんでん語」「どんコメ」とも呼ばれる。
  特にキャッチーかつ多用される発言は「どんでん語録」としてまとめられている。
  本来アレの意味は文脈に左右されるが、2022年オフに2度目の阪神監督に就任して以降は、
  「(ペナントレース)優勝」を置き換えた言葉として定着し、選手やファン、メディアも多用した。
  そして2023年の阪神のスローガンは「A.R.E.」である。
  「Aim! Respect! Empower!」の略で、
  「目標に向かい敬意を持ってパワーアップする」という意味とのこと。
  ややこじつけ感のある後付けの言葉とか言ってはいけない。そういうものである。

  ちなみに新語・流行語大賞では2021年の「リアル二刀流/ショータイム」、
  2022年の「村神様」に続き、3年連続で野球の言葉が大賞となった。


・新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
 …「新しい学校のリーダーズ」は2015年にグループ結成した、
  「個性と自由ではみ出す」をモットーとした4人組ダンスボーカルユニット。
  2023年1月に「オトナブルー」で披露した首振りダンスがTikTokでブレイクし、
  メディア露出なども増えていった。
  ロックバンドとかがよくやるシェイクヘッドパフォーマンスとは異なる。


・OSO18/アーバンベア
 …「アーバンベア」とは人里に出没する熊(クマ)を指す。
  熊には凶暴なイメージがあるが基本的には雑食であり、
  主に野草や木の実、昆虫などを食べている。
  ところが、獣肉を食べてその味を覚えると異常に執着するようになり、
  野生動物や人間を襲うようになると言われている。
  基本的に警戒心が強く、人間がいる場所に近寄ることは滅多に無いが、
  肉の味を知った個体はそれを求め人里にまで下りてくるようになる。
  家畜や人的被害を防止するため、このような熊はたびたび駆除されているが、
  動物愛護の観点から批判が寄せられることも多々ある状況である。

  そして「OSO18」は約5年にわたり乳牛などの家畜を襲撃していた、
  羆(ヒグマ)のコードネームである。
  北海道東部の川上郡標茶町オソツベツで目撃され、
  前足の幅が約18cmと推定されたことから命名された。
  ヒグマとしては平均的な体格だが、警戒心が異常に強く、
  滅多に人前に姿を現さず、神出鬼没な様子から「忍者グマ」とも呼ばれていた。
  2019年から家畜に被害が出始め、2021年には被害が広域化したことから、
  OSO18の駆除のための対策が講じられてきた。
  熟練のハンターやヒグマの専門家をもってしても痕跡すら見つからない状況であったが、
  2023年7月末、とあるハンターによりOSO18と認識されずに駆除され、
  熊肉として解体処理されたことが発覚した。


・蛙化現象
 …心理現象の1種。
  男女との恋愛関係にて発生する現象で、主に女性に発現する。
  今まで片想いをしていた相手が念願叶って自分に振り向いてくれた途端に、
  その相手のことを気持ち悪いと思ってしまう現象である。
  由来はグリム童話の「蛙の王様」で、こちらは気持ち悪がられていたカエルが
  憧れの対象たる王子様になるという、ここでいう蛙化現象とは真逆の展開なのだが、
  同じ対象への気持ちが正反対に変化するという感情の反転から付けられたものと思われる。
  蛙化現象に陥る要因としては「両想いまでの過程が重視されていた」
  「両想いになることが目標だった」「理想と現実とのギャップを感じた」などが挙げられる。


・生成AI
 …様々なコンテンツを自動で生成、発生させる人工知能を指す。
  生成させるために過去の事例などから学習できることが特徴の1つである。
  「決められた行為の自動化」が目的であった従来のAIとは異なり、
  生成AIは「創造すること」を目的としている。
  とはいえ、全くの無から何かを生み出すというところまでは至ってはいない。
  現状はあくまで「過去の学習をベースに出力する」というものに留まる。


・地球沸騰化
 …地球全体が強烈な暑さに見舞われた状態を指す。
  従来では「地球温暖化」と呼ばれていたが、それよりも深刻な状況とされる。
  2023年7月には世界中の平均気温が観測史上最高レベルの異常気象となり、
  熱波による山火事の発生などの被害も報告された。
  日本でも最高気温35℃以上の猛暑日の日数が過去最高となり、
  40℃を超える地域も増えた。

  なお、沸騰を「フットー」と書いてしまうとちょっと意味合いがアレな感じになるので注意。


・ペッパーミル・パフォーマンス
 …調理器具の「ペッパーミル」で胡椒を挽く行為をなぞらえたパフォーマンス。
  始めた際の由来から「ペッパーグラインダー」とも呼ばれる。
  メジャーリーグ・セントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバー選手が、
  チームが苦境の際に「身を粉にして働く 、一生懸命働く」という意味も込めて
  活躍時に始めたパフォーマンスである。
  ヌートバー選手は母親が日本人のため、2023年のWBCでは日本代表として招集。
  ハーフとはいえ日本語はほとんど話せないヌートバー選手であったが、
  代表内で結束力を高めるために共通のパフォーマンスをしようという流れになり、
  ペッパーミル・パフォーマンスが採用され、日本代表に馴染むことができた。
  そしてWBC本番ではオオタニサンこと大谷翔平選手などといった、
  日本球界を代表するスター選手たちが続々とこのパフォーマンスを披露し、
  観客も実物のペッパーミルを持って真似するなど、話題となっていった。
  実際にペッパーミルの売上が大幅に上昇したとのこと。


・観る将
 …将棋を観戦する人を指す言葉。
  「観る将棋」を縮めた言葉である。「見る将」とも表記される。
  見るだけでなく自分で将棋の対局もする人は「指す将」と呼ばれる。
  「将」とは上記の通り「将棋」のことを指しており、
  プロ野球の監督などに用いる「名将」などの意味の「将」ではない。
  もちろん某5chなどに出没する「ワイ将」の意味でもない。
  要するに「見る専」の「将棋ファン」である。
  この用語自体は2010年頃からあったものだが、
  2023年に前人未到の8大タイトル全制覇を成し遂げた
  藤井聡太8冠などの存在もあり、将棋への注目度が増すのであった。


・闇バイト
 …闇のアルバイト。「裏バイト」「秘密のバイト」とも呼ばれる。
  高額な報酬と引き換えに非合法の犯罪・違法行為を代行するアルバイトのこと。
  「ブラック企業」「ブラックバイト」は本質そのものは異なるが同類である。
  闇バイトは「高収入」「高額報酬」「高額バイト」「簡単な仕事」など、
  妙に簡単に稼げるような甘い誘いで仕事が募集されており、
  無知な若者を釣るように仕組んでいる。
  その実態は「違法薬物や銃器などの運び屋」「強盗行為」
  「特殊詐欺などの受け子、出し子」など、公序良俗に反する犯罪行為である。
  そして闇バイトを募集する首謀者、すなわち犯罪集団は、
  警察の捜査が自らに及ばないよう計画の詳細を伝えないため、
  実行犯となる闇バイト参加者は「使い捨ての駒」「トカゲの尻尾」となっている。
  まさしく「美味い話には裏がある」である。


・4年ぶり/声出し応援
 …スポーツやライブの観客が声を出して応援すること。
  新型コロナウイルスの蔓延により、感染防止の観点から、
  有観客であっても声を出すことは憚られていたが、
  ワクチンの普及も相まって、声を出す行為が順次解禁されていった。
  2020年のパンデミックから4年の歳月を経てのことである。
  

・I'm wearing pants!
 …流行語大賞芸人枠。
  お笑い芸人のとにかく明るい安村さんの持ちネタである
  「安心してください、穿いてますよ」の英語バージョン。
  イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で、
  あのパンツが見えないいつものネタがやたらと大ウケし、
  日本人で初めて決勝進出を果たすのであった。
  単純な裸ギャグは世界共通の笑いであることがよくわかる結果であった。



「アレ」の項目でも言いましたが、大賞は3年連続で野球関連でした。
私は野球好きなのでいいのですが、野球に興味のない人にとってはどうなのか、
その辺はなんともいえないところ。
そして今年は久々に芸人枠が復活しましたが、なんと今度は政治枠がゼロになりました。
そんな馬鹿な…流行語大賞といえば無理矢理にでも政治関連ワードを選出して、
与党を腐すコメントを残すのが定番だったというのに…


まあいいや、こんなところで今回はお開きです。

…え?なんで毎年載せてなかったのに今年は流行語大賞のサイトのリンクを載せたのかって?

今年は割とフラットなコメントを残していたみたいだったのでリンクを載せました。
政治枠が選出されなかったというのもあるかもしれませんが、
これまでのあまりにも偏った思想に凝り固まったコメントについて、
どこか大きなところから叱責でもされたんでしょうか。



次回、「バズワード・メモリィ2023 Part2」に続く。

テーマ : 気になるニュース - ジャンル : ニュース

第1607話「ルインズメモリィ厄」

どうもルイナです。

早速ですが、本日12月1日はこのブログ「るいんずめもりぃ」の開設日です。
このブログを始めたのが2007年なので、なんと16年も経つんですよこいつが。
16年…16年か…自分で言うのもなんですがマジっすかこれハンパねーな…
あらためてそう考えると「ようやってきたなこんなモン…」って思いますね。
高校時代に進路を決めるときに「作文を書きたくない」というクッソしょうもない理由で
理系に進んだ(なお論文などで結局文章を大量に書かされた模様)私が
こんな文章ばっかで絵も写真もめったに無いブログをよくもまあ続けてきたものです。
…まあ12月以外ほとんど更新しない状態になってますが。

さて、このブログを始めた日である12月1日は毎年「○周年記念更新!」みたいなノリで、
1周年の時の更新(第350話)をほぼコピペした内容の記事を書いてました。
で、その中でこのブログ名の由来とか語ってたりしていまして、
サブタイトルもそれに則したものをつけていたんですが、
3年前にめでたく(?)サブタイトルネタのストックが尽きてしまったため、
周年ネタはやめようと思っていました。

とか言っておきながら、一昨年は「スーパーロボット大戦30」をパク…
…せっかくなのであやかっておこうかと魔が差して作成し、
去年はちょうど第1600話に調整できそうだったためまた作成していました。

で、さすがに今年はネタも無いし今度こそやらんでええやろと思ってました。

…思ってたんですが…今年の夏頃までは…



…ここからは私のリアルの状況なんですが、
こんなブログでも16年もやってたら実際トシを食ってきまして、
いわゆる「厄年」という年齢になっていたりします。

そんな今年、ちょっとやらかしてしまってそこそこキツい大怪我をしたり、
怪我とは関係なく体中の色んなところにガタがきていたりして、
病院のご厄介になることが急激に増えてしまったのです。
今年だけで診察券が大量に増えてしまいました。
伊達に厄年と言われてない…

まあこんな感じで、なんだかんだ毎年この時期になると更新していますが、
それもいつまでやれるかわからないというものです。
だったらせっかくなので近況報告的な意味でも更新しとくか…
と昨日思い立って即興でこの記事を作成しました。
タイトルは「16」という数字から「65535」にしたろうかと思いましたが、
関連性が無さすぎてボツにしました。

…まあ、こんな風に思い立った時にテキトーに更新するスタイルでやっていくのが
今のこのブログのスタイルなのかなと思っています。
自分が後から読んでニヤニヤできればそれで良い、というものでもありますので。
たぶん来年こそは12月1日の更新やらないと思います…
…なんて言いながらたぶん来年も更新してそう。「ルインズメモリィ17歳」とか言って。


テーマ : ひとりごとのようなもの - ジャンル : 日記

第1606話「レクイエム・メモリィ2022」

( ゚д゚)「レクイエムタイム!」

(`・д´・ ;)「やかましいわ!」


( ゚д゚)「毎年一言でブッた切るのやめてくんない?」

(`・д´・ ;)「じゃあこのコーナー自体やめーや!」

( ゚д゚)「まあいい…去年もアホみたいにクソアニメが量産された!」
( ゚д゚)「もはやアニメ制作自粛していた頃が懐かしいレベル!」

(`・д´・ ;)「多さはともかく、今の状況の方が正常ではあると思うが…」

( ゚д゚)「何故だ!何故いつまで経ってもクソアニメは無くならない!?」
( ゚д゚)「いったいいつまで人類はクソアニメと向き合わねばならんのだ!?」
( ゚д゚)「いつになったらゾンビのように湧いて出てくるクソアニメは浄化されるんだ!?」
( ゚д゚)「クソアニメっていつもそうですね!視聴者のことを何だと思ってるんですか!?」

(`・д´・ ;)「おまえそのネタ使ってる人もうおらんぞ…」

( ゚д゚)「同じ過ちは二度と繰り返してはならないといつもいつも言っているだろう!」
( ゚д゚)「そう、クソアニメという人類が生み出してしまった過ちだ!」
( ゚д゚)「だからこそ!我々はクソアニメという負の遺産を後世に伝えねばならない!」
( ゚д゚)「クソアニメをこの世から無くすためにも!」
( ゚д゚)「クソアニメがなぜ生まれてしまうのかを考え尽くさねばならない!」
( ゚д゚)「そしてクソアニメを浄化しなくてはならない!」
( ゚д゚)「でないとクソとわかっていても2期以降を作らないといけなくなるぞ!」

(`・д´・ ;)「2期作れるくらいならクソではないのでは?」



( ゚д゚)「さて…クソアニメと言ってもそれは多種多様多彩である!」

(`・д´・ ;)「そりゃまあ色々なパターンがあるしな…」

( ゚д゚)「これらを全てあげつらっていくのは正直クッソめんどい!」

(`・д´・ ;)「聞いてるこっちがクッソめんどいっていつも言ってるでしょ…」

( ゚д゚)「だから今年も特にクソかったアニメを選出する!」
( ゚д゚)「そう、すなわち…」

(`・д´・ ;)「クソアニメ十二鬼月はいらん!」

( ゚д゚)「おまっ…言う前から潰してくんなや!」

(`・д´・ ;)「毎年同じツッコミすんのいい加減飽きるわ!」
(`・д´・ ;)「どうせ多く挙げても自分が疲れるだけだろうが!」
(`・д´・ ;)「大人しく7つにしとけ!」

( ゚д゚)「全部言うなよ…こっちが言うことなくなるやんけ…」
( ゚д゚)「じゃあ今年も『クソアニメ7つの大罪』にしてやるよ…」
( ゚д゚)「テンション上がらんなあ…」

(`・д´・ ;)「こっちは毎年テンションダダ下がりなんだよ!」

( ゚д゚)「おっと、始める前にあらかじめ言っておくが…」
( ゚д゚)「今回は『色欲』枠に『終末のハーレム』は選ばんぞ!」

(`・д´・ ;)「いやまあおまえが何を選ぼうが知ったこっちゃないが、なんでよ?」

( ゚д゚)「あんなもん出オチみたいなもんだろ!もはやツッコミ待ちだろ!」
( ゚д゚)「そんなの選んでたら乗せられたみたいでハラ立つ!」

(`・д´・ ;)「知らんがな…」







・色欲:異世界迷宮でハーレムを

(`・д´・ ;)「おまえちょっと待てや!!!」

( ゚д゚)「なんだよ文句あっか!」

(`・д´・ ;)「おもっくそハーレムアニメ選んでんじゃねーか!」
(`・д´・ ;)「さっきの宣言はなんだったんだ!」

( ゚д゚)「『終末のハーレム』を選ばんと言っただけだろ!」
( ゚д゚)「『ハーレムアニメを選ばない』とは一言も言ってねーわ!」

(`・д´・ ;)「おまえコレ選んでたらほとんど変わらんやんけ…」

( ゚д゚)「相変わらず地上波でお見せできない映像を見て何が楽しいんだ!」
( ゚д゚)「毎年言ってるが何度でも何度でも何ッ度でも!言うぞ!」
( ゚д゚)「『エロい』イコール『面白い』には絶ッ…」

( ゚д゚)「ゲホッ!ゴホゴホッ!」

(`・д´・ ;)「むせるなよオイ!」

( ゚д゚)「アー…ゲホゲホッ!」
( ゚д゚)「…あーあー、やっと落ち着いた…」

(`・д´・ ;)「咳き込むのは今の時代色々とアレだぞ…」

( ゚д゚)「地上波エロアニメに思うことについてはもう割愛するが…」
( ゚д゚)「いい加減スケベ心で釣ったり釣られたりするのは情けないと思え!」

(`・д´・ ;)「少なからず需要があるから作られるんだと思うがな…」

( ゚д゚)「それはともかく、このアニメはエロとは違う方面でヒデェわ!」

(`・д´・ ;)「まだこれについて喋るんかオイ!」

( ゚д゚)「これハーレムアニメなんだろ!」

(`・д´・ ;)「まあタイトルにハーレムって付いてるし…」

( ゚д゚)「ハーレム作れや!!!」

(`・д´・ ;)「…ん?」

( ゚д゚)「エロアニメについて思うことはあるが、それはそれとして!」
( ゚д゚)「ハーレムアニメだっつうんならハーレム作ってナンボだろが!」
( ゚д゚)「なんで本編の9割でエロ担当ヒロインが1人だけなんだよ!」
( ゚д゚)「おかしいだろ!」

(`・д´・ ;)「ま…まあ原作では作ってんじゃないの?」

( ゚д゚)「だとしてもアニメはアニメで1つの作品だろうが!」
( ゚д゚)「アニメでハーレム作らなかったら名前詐欺になるだろ!」
( ゚д゚)「そんなこと思ってたら最終回のEDで急にハーレムが形成されたわ!」
( ゚д゚)「なんで最後の最後に思い出したかのようにハーレムになるんだよ!」
( ゚д゚)「序盤はともかく、中盤くらいには3人くらい増やせや!」

(`・д´・ ;)「そこは制作の都合とか原作の進行具合とかあるんだと思うが…」

( ゚д゚)「夏休みの宿題を8月31日に全部やるタイプのアニメって言われてたが…」
( ゚д゚)「あまりにも完璧すぎる評価でクッソワロタわ!」

(`・д´・ ;)「た…確かにそう言われたらそういう風に見えてしまう…」

( ゚д゚)「…まあこんなんでも2021年の『回復術士』に比べたら100億倍マシだが」

(`・д´・ ;)「『覇穹封神演義』といい、おまえ相当根に持ってんだな…」



憤怒:ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season

( ゚д゚)「色々な意味でショッボイ!」

(`・д´・ ;)「おまえが言うなや!」

( ゚д゚)「いやだってショボいもんはショボい!」

(`・д´・ ;)「何がだよ…」

( ゚д゚)「全部!!!」

(`・д´・ ;)「おまえそれは言い過ぎだろ!」

( ゚д゚)「もう一度言うがショボいもんはショボいんだよ!」
( ゚д゚)「全体的に内容があまりにも薄味!」
( ゚д゚)「風呂敷の広げ方だけはまだそれなりに期待が持てそうな感じだったのに…」
( ゚д゚)「畳み方がしょっぱすぎて肩透かしもいいところだ!」

(`・д´・ ;)「でもこれ2期目だったのでは?」

( ゚д゚)「だからこそ余計にヒドいだろうが!」
( ゚д゚)「ぶっちゃけ1期の時点でそういう感じは薄々感じてはいたが…」
( ゚д゚)「2期になってもなんも変わってなかったわ!」
( ゚д゚)「権謀術数を煽るだけ煽ってしょっぱい回収されたら目から光が失われるわ!」
( ゚д゚)「これはもう作者の知識見識の限界だろ!」
( ゚д゚)「よく言うだろ、『作中の切れ者キャラは作者の知能レベルを超えられない』って!」

(`・д´・ ;)「だからそっち側に暴言吐くのマジであかんっつってるだろ!」

( ゚д゚)「3期決まってるけどどうせなんも変わらんわこの調子では!」
( ゚д゚)「開幕だけマシな感じを出しといて結局フワッとした決着に落ち着くぞ!」
( ゚д゚)「智略モノは相当練り込まないとダメだといういい例だ!」

(`・д´・ ;)「まだ始まってもいない続編にケチつけるのはさすがにNGだろ…」



・傲慢:Extreme Hearts

( ゚д゚)「スポーツをナメてんだろ!」

(`・д´・ ;)「いやそんなことないだろ!」

( ゚д゚)「そんなことあるわ!だから挙げてんだよ!」

(`・д´・ ;)「この作品についてそういうこと言ってんのおまえだけだろ…」
(`・д´・ ;)「一応、一応聞くが、なんで?」

( ゚д゚)「スポーツパートをアイドルパートのダシにしてるんだよ!」

(`・д´・ ;)「…は?意味がわからんが…?」

( ゚д゚)「この作品がやりたいのはあくまで、あくまでも、『アイドル』なんだよ!」
( ゚д゚)「アイドルモノをやりたくてやりたくてしょうがねえんだ!」
( ゚д゚)「とはいえ単にアイドルモノをやったところで凡百の作品にしかならん!」
( ゚д゚)「だから『エクストリームスポーツ』を外から持ってきてるんだ!」
( ゚д゚)「『これは他のアイドル作品とは一線を画してますよ』と言いたいがために!」
( ゚д゚)「そのためのギミックでしかねえんだよエクストリームスポーツのパートは!」

(`・д´・ ;)「それはさすがにおまえの妄想では?」

( ゚д゚)「極論を言えば、この作品はスポーツパートなんて無くても成立するんだよ!」
( ゚д゚)「スポーツじゃなくても別のジャンルでもなんでもいい!」
( ゚д゚)「最終的にアイドルパートが描ければそれでいいんだよ!」

(`・д´・ ;)「それ…アイドルアニメに対する偏見じゃないのか…?」

( ゚д゚)「アイドルとスポーツを両立させるっつうんなら同等の熱量で作れ!」
( ゚д゚)「作中のキャラが同等と思ってても、制作側が同等と思ってないからズレる!」

(`・д´・ ;)「おまえ別に制作側の人間でもないのによくそんなクチがきけるな…」



・暴食:農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。

( ゚д゚)「ストロングスタイルきたな!」

(`・д´・ ;)「なんやねんそれ…」

( ゚д゚)「久々にきたぞストロングスタイルのクソアニメ!」

(`・д´・ ;)「だからなんだよストロングスタイルって!」

( ゚д゚)「単純にクソ!」

(`・д´・ ;)「身もフタもねーなオイ!」

( ゚д゚)「最初から最後まで全く見どころがない!」
( ゚д゚)「ある意味潔さすら感じるぞ!」

(`・д´・ ;)「クソと言ってるものに潔さってなんなんだよ…」

( ゚д゚)「あと農民要素をテキトーにやりすぎだろ!」
( ゚д゚)「農家っぽいコメントと野菜を使っていれば良いだろって思ってやがる!」
( ゚д゚)「なろう系作品だからって雑過ぎるわ!」
( ゚д゚)「『100万の命の上に俺は立っている』の主人公の方がよっぽど農民だぞ!」
( ゚д゚)「ネタでやってる作品にその要素で負けててどうすんだよ!」

(`・д´・ ;)「かつてここで挙げた作品を比較対象にするとは…」

( ゚д゚)「関係者は『天穂のサクナヒメ』を100回プレイしてからこれ作れ!」

(`・д´・ ;)「おまえそれが言いたかっただけだろ!」



・嫉妬:恋愛フロップス

( ゚д゚)「ヒッデェなこれ!」

(`・д´・ ;)「おまえのコメントがヒッデェわ!」

( ゚д゚)「いやホンマにいろんな意味でひどいぞこれ!」

(`・д´・ ;)「いろんな意味でってどういうことだよ…」

( ゚д゚)「前半ムチャクチャすぎるだろ!」
( ゚д゚)「あまりにも内容がカオスすぎてアタマおかしなるで!」

(`・д´・ ;)「あれはあれでラブコメっつーかギャグだからあんなもんでは?」

( ゚д゚)「いやまあそうなんだが、ってかぶっちゃけ前半は面白かったしな…」

(`・д´・ ;)「それでここ選ぶってどういうこっちゃねん…」

( ゚д゚)「この作品の真のヤバさは後半だぞ!」
( ゚д゚)「前半あれだけ悪ふざけに振り切っといてあの後半シリアスパートはねーわ!」
( ゚д゚)「落差がひどすぎてやっぱりアタマおかしなるで!」

(`・д´・ ;)「アタマがおかしいのはいつものことでは…」

( ゚д゚)「昔ピックアップした『神様になった日』を思い出したわ!」
( ゚д゚)「あれも後半ドシリアスに振っておもっくそスベってただろ!」
( ゚д゚)「アホみたいに笑える展開をしてから笑えないシリアス展開は高確率でコケる!」
( ゚д゚)「あんなんするくらいなら最後まで悪ふざけをし続けたほうがマシだ!」
( ゚д゚)「過去のクソアニメと同じ轍を踏むなとここの冒頭でも言ってるだろうが!」
( ゚д゚)「直後のアニメがネタを貫き通した『不徳のギルド』だったから余計にキツい!」

(`・д´・ ;)「後半は感動させるっていう手法だと思うんだが…?」

( ゚д゚)「あれで感動できたら脳ミソいじくられてるわ!」

(`・д´・ ;)「いやそうはならんやろ…」

( ゚д゚)「言ってしまえばこの作品は泣きゲージャンルのエロゲーの構文なんだよ!」
( ゚д゚)「こういう作劇ってのは制作側の構成力や脚本力が問われるんだよ!」
( ゚д゚)「結果はご覧の通りだよ!」

(`・д´・ ;)「おまえ今年はいつにも増して制作側に文句言いまくってんな…」



・強欲:群青のファンファーレ

( ゚д゚)「なんなんだよこれは!」

(`・д´・ ;)「おまえがなんなんだよ!」

( ゚д゚)「いやこれはマジで意味がわからん!」

(`・д´・ ;)「なんでだよ…競馬の騎手をテーマにした作品だろ…」

( ゚д゚)「んなこたあ百も承知だが、その上で意味がわからんっつってんだ!」

(`・д´・ ;)「おまえがなにに引っかかってんのか意味がわからんが…」

( ゚д゚)「なにがしたいんだよこれは!」

(`・д´・ ;)「…いや本気でおまえの言ってることがわからんくなってきたぞ?」

( ゚д゚)「競馬の話をしたいのか!」
( ゚д゚)「騎手の話をしたいのか!」
( ゚д゚)「人間ドラマをしたいのか!」
( ゚д゚)「この作品でなにを描きたかったのかさっぱりわからん!」

(`・д´・ ;)「いや…騎手をテーマにした作品なんだから騎手では…?」

( ゚д゚)「半端すぎるんだよどれも!」
( ゚д゚)「どれもこれもとっ散らかりすぎて一貫性がない!」
( ゚д゚)「典型的な駄作ヒューマンドラマにしかなってねえんだよ!」

(`・д´・ ;)「駄作とか言うのはさすがに失礼が過ぎるのでは…」

( ゚д゚)「曲がりなりにも競馬を題材にしてるのに競馬に対するリスペクトもない!」
( ゚д゚)「そこまで詳しくなくてもすぐにわかるくらい粗が目立つんだよ!」
( ゚д゚)「本当にJRAはこれを良しとしているのか!?」
( ゚д゚)「ぶっちゃけキレていいレベルだと思うぞ!」

(`・д´・ ;)「それはおまえの感想であってJRAがどう思ってるかはわからんだろ…」

( ゚д゚)「どうせ『ウマ娘』がすごい人気になったから乗っかって作っただけだろ!」
( ゚д゚)「あまりにも浅はかでイヤらしい意識としか言いようがない!」
( ゚д゚)「そんな考えだから出来上がる作品もその程度のモノにしかならねえんだよ!」

(`・д´・ ;)「それこそおまえの勝手な考えなのでは…?」



・怠惰:惑星のさみだれ

( ゚д゚)「どうしようもねえ!」

(`・д´・ ;)「直球すぎる!」

( ゚д゚)「どうしようもねえぞこれ!」

(`・д´・ ;)「2回も言わんでええっちゅーねん!」

( ゚д゚)「いやマジでどうしようもねえとしか言いようがねーぞこれ!」
( ゚д゚)「他にこの作品を表現する言葉があるなら教えてくれ!」

(`・д´・ ;)「さすがに言い過ぎでは…?」

( ゚д゚)「これはあまりにもヒドい!ヒドすぎる!」
( ゚д゚)「ぶっちゃけ見続けるのが苦痛レベルでヒドすぎる!」
( ゚д゚)「いつからテレビは拷問器具に変わったんだ!?」

(`・д´・ ;)「いつものコピペネタきたな…」

( ゚д゚)「脚本も展開も作画も全てにおいてどうしようもねえ!」
( ゚д゚)「隙を生ざぬ二段構えどころじゃねえ!」
( ゚д゚)「クソ脚本クソ展開クソ作画のオンパレード!」
( ゚д゚)「3つのクソ制作が合わさってクソ度合いも3倍…では済まされねえぞ!」

(`・д´・ ;)「いつものコピペネタをここぞとばかりに畳み掛けてくんなや!」

( ゚д゚)「特に作画はマジでヒドいどころの話じゃねえぞ!」
( ゚д゚)「バトルアニメなのにアクションシーンは全てにおいて単調!」
( ゚д゚)「必殺技や仲間が死ぬなどの『見せ場』のシーンもあまりにも無味乾燥!」
( ゚д゚)「2022年、令和の時代になって、あそこまで『映えない』作画が作れるのか!」
( ゚д゚)「制作費が少ないなんて言い訳をするレベルにすら達していない!」
( ゚д゚)「あまりにも、あんまりにも、超絶的につまらない映像になってしまっている!」
( ゚д゚)「作者とこの作品のファンはブチギレていいぞ!」
( ゚д゚)「『六神合体ゴッドマーズ』ですらここまで見どころのない作画はしてねえぞ!」

(`・д´・ ;)「えらい古い作品持ってきたな…」
(`・д´・ ;)「つーかおまえゴッドマーズ見てないだろ!スパロボでしか知らんだろ!」

( ゚д゚)「これはゴッドマーズを全話見た実績持ちのリアル友人の感想だぞ!」
( ゚д゚)「ゴッドマーズは作画をしこたま使い回しているだけだ!」

(`・д´・ ;)「…その友人ってイマジナリーではなく?」

( ゚д゚)「ガチに決まってんだろ!だからここでも言ってんだよ!」

(`・д´・ ;)「ホンマかいな…」

( ゚д゚)「さらに言えば、この作品がマジでどうしようもないのはだな!」
( ゚д゚)「第1話から最終回までずっと、ずーっとこんな調子なんだよ!」
( ゚д゚)「途中で作画リソースが尽きて万策尽きたりしたわけじゃねえ!」
( ゚д゚)「クソみたいなどうしようもない作画が最初から最後まで標準装備なんだよ!」
( ゚д゚)「これを拷問と言わずしてなんと言うよ!」
( ゚д゚)「地獄の責め苦かよ!賽の河原の石積みかよ!」

(`・д´・ ;)「喩えがどんどんひどくなっていくな…」

( ゚д゚)「しかも2クールあったんだぞ!」
( ゚д゚)「半年間もこれを見続けさせられるとか苦行以外の何物でもねえ!」

(`・д´・ ;)「まだあるのかよ!もういいだろ!」







( ゚д゚)「ゼーッ…ハーッ…」

(`・д´・ ;)「やっと終わった…」

( ゚д゚)「ゲホゲホッ!ゴホッ!」

(`・д´・ ;)「いやだからむせるなって!」

( ゚д゚)「…アー…あー、あー!」
( ゚д゚)「はー、マジでしんどかった…」

(`・д´・ ;)「しんどいのはこっちだと何度言えば…」

( ゚д゚)「今回は『群青のファンファーレ』と『惑星のさみだれ』がぶっちぎりのクソだぞ!」
( ゚д゚)「ぶっちゃけ冬の時点で『群青のファンファーレ』の一人勝ちかと思っていたが…」
( ゚д゚)「『惑星のさみだれ』がとんでもない勢いでロングスパートかけてきやがった!」
( ゚д゚)「2022年の天皇賞秋を彷彿とさせる展開だぞ!」

(`・д´・ ;)「群青のファンファーレがあったからって競馬で喩えるなよ…」

( ゚д゚)「まあいい…こうやってクソアニメをあげつらうことで、我々は学ばねばならん!」
( ゚д゚)「何故クソアニメになってしまったのかを!」
( ゚д゚)「クソアニメとはなんなのかを!」
( ゚д゚)「クソアニメたらしめる要因とはなんだったのかを!」
( ゚д゚)「クソアニメという諸悪の根源を無くすためにも!」
( ゚д゚)「同じようなクソアニメを再生産しないためにもだ!」
( ゚д゚)「製作側もいい加減研究しろ!」
( ゚д゚)「せめて凡アニメになるように作れ!」

(`・д´・ ;)「いつものことながら言いたい放題だったな…」

( ゚д゚)「まだまだクソアニメは大量にあるぞ!」
( ゚д゚)「やはり今からでもクソアニメ十二鬼月に…」

(`・д´・ ;)「滅びろ!」



テーマ : アニメ - ジャンル : アニメ・コミック

第1605話「スイープ・メモリィ2022」

どうもルイナです。

本日が2022年ラストの更新となります。
テキスト更新はおろか更新自体ほとんどやらなくなった今でも、
世間及び自分の中で一瞬だけ流行った言葉のメモを残しておりまして、
それに解説をつけることで今年のスイープとします。
更新してたときの大晦日は自分の書いたテキスト記事をまとめてたんですけどね…







[1月]


・トンガ火山島大噴火
 …南太平洋の島国トンガの火山島フンガトンガ・フンガハアパイで発生した
  数十年に1度の規模とされる大噴火。
  2021年末頃から火山活動が始まり、当初は規模も小さなものであったが、
  2022年に入り活動が活発化し、1月15日に凄まじい大噴火を起こした。
  その噴煙は成層圏(地上から約15~30km)にまで上昇し、
  噴火に伴う衝撃波(ソニックブーム)は地球の裏側のイギリスにまで達し、
  その衝撃は島の地表のほぼ全てを吹き飛ばすほどの威力であった。
  さらには、噴火の影響で海面が揺動し津波が引き起こされ、
  日本を含む太平洋に面した国々に押し寄せるのであった。
  地震に起因しない火山活動による津波の発生は観測史上初の異例の事態であり、
  津波や地震の専門家ですら「何が起こっているのか不明」という状況で、
  気象庁は地震による津波警報のシステムを流用して対処する事態となった。
  後の調査で「噴火による空振(くうしん)」により海面の波と大気が共鳴したり、
  気圧が変化したりすることで波が増幅され津波となったと推測された。
  火山の噴火の規模を表す火山爆発指数(VEI)は9段階(0~8)中の6とされ、
  1993年に記録的な冷夏による米の不作を引き起こした、
  1991年に発生したフィリピンのピナトゥボ山の大噴火に匹敵するとされた。


・マイメロママ騒動
 …アニメ「おねがいマイメロディ」シリーズに登場する、
  主人公「マイメロディ」の母親「マイメロママ」のセリフに端を発する騒動。
  マイメロママの発言にはやけに腹に一物含んだようなモノが多く、
  いつの間にやら相手の心をえぐり取る毒舌キャラとして定着した。
  男性と女性の駆け引きを表したような発言が多く、
  マイメロママ名言語録としてまとめられている。

  とはいえ、ネタにされることはあっても特に批判されることは無かったのだが、
  女性向け雑貨などを販売するメーカー「ITS' DEMO」が
  バレンタインにマイメロディとコラボしたチョコレートを販売すると告知し、
  マイメロママの名言をデザインしたパッケージを発表したのだが、
  火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々の目に留まり、
  女性観に対する時代遅れの言葉であるとして炎上騒ぎになるのであった。
  これに対し、「宇崎ちゃん献血ポスター騒動」
  「ラブライブ西浦みかんPRパネル撤去騒動」
  「Vtuber戸定梨香交通安全PR動画削除騒動」「温泉むすめ騒動」などの騒動にて
  火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々による
  数々の横暴に業を煮やした人たちは、
  マイメロママの発言の1つ「女の敵はいつだって女」を引き合いに出し、
  まさにこの言葉の通りになっていると反論するのであった。


・チキン冷めちゃった…
 …バーチャルYouTuber兎田ぺこらさんに対するリスナーの魂の慟哭。
  事の発端は2021年クリスマス前のぺこらさんの配信に遡る。
  この時、配信終了前にぺこらさんがクリスマス当日も配信を行って
  リスナー(野うさぎ)とともに祝うことを予告したのだが、
  いざクリスマスイブ当日になると配信が始まる気配が微塵も無く、
  配信中止の連絡も無く、結局ぺこらさんは配信をドタキャンしたのであった。
  ぺこらさんと共にクリスマスを過ごそうと待機していたリスナーたちは、
  一向に始まらない配信に困惑を禁じ得ず、
  ついにはクリスマスが過ぎドタキャンという現実に晒された結果、
  「チキン冷めちゃった…」というコメントを残したのであった。
  これがクリスマス用のチキン(食べ物)とぺこらさんへの情熱の消失を含んだ
  ダブルミーニングとして非常に秀逸な発言であると評価されたのであった。
  その後、ぺこらさんはクリスマスのドタキャンについて弁解したが、
  情熱を失ってしまったリスナーはそれを聞いてさらなる名言(?)を量産。
  いつしかこれらのポエムめいた発言は「ペコレタリア文学」と呼ばれるのであった。
  ちなみに、この騒動を受けてか否か、「冷田チキン」なるVTuberが誕生した模様。

  そして時は巡り、1年後の2022年12月24日。
  ぺこらさんのYouTubeチャンネルにて「チキン待機会場」という名の
  配信予定枠が立ち上がり、多くのリスナーが「やるのかい!?やらないのかい!?」という
  なかやまきんに君のネタのような気持ちで集うのであった。
  果たして配信は開始され、2021年の冷えたチキンは無事に温められることとなった。



[2月]


・ウクライナ侵攻
 …ロシア連邦が2022年2月24日に開始したウクライナへの軍事侵攻。
  ロシア政府はウクライナへの侵攻を「特別軍事作戦」と呼称しており、
  あくまで侵略や戦争ではないというスタンスを取っている。
  ロシアとウクライナの国際的な問題は2014年まで遡り、
  ロシアはウクライナ領と国際的に認められていたクリミア半島に侵攻、
  「住民投票」により賛成多数を得られたとして強行的に併合した。
  その後も緊張状態は続き、北京冬季五輪が終了した直後の2022年2月24日、
  ロシアのプーチン大統領がウクライナでの軍事作戦を開始するという、
  実質的な宣戦布告を行った。
  これを受けてウクライナのゼレンスキー大統領が戒厳令を発し、
  ロシアとウクライナは国家間の戦争状態に突入するのであった。
  侵攻開始当初はロシア軍の電撃的な部隊展開もあり優勢と思われたが、
  ウクライナ軍の奮闘により膠着状態となり、ロシア側に対する各国の経済制裁や、
  アメリカなどのウクライナ軍に対する軍事支援なども相まって、
  じわじわとウクライナ軍がロシア軍を押し返す様相を呈している。
  1年近く経過した今もなお、ロシアとウクライナの戦争は続いており、
  落とし所も見えない泥沼の様相を呈している。

  それにしても、紛争や内紛などは現代でも行われていることは認識してはいたが、
  このようないわゆる「ガチの侵略戦争」が現代の世界情勢において実際に行われ、
  それを直接ではないにせよ目の当たりにすることになろうとは、
  さすがに思いもよらなかったというのが正直なところである。


・キエフ(キーウ)の亡霊
 …ウクライナ空軍の戦闘機パイロットに付けられた二つ名のような名称。
  ロシア軍によるキーウ攻勢が開始された2022年2月24日に、
  ある1人のパイロットがロシア軍の戦闘機6機を撃墜したという話がSNSに投稿された。
  まさに創作物のエースパイロットのような活躍であり、
  投稿された動画の再生回数は500万回を超えるのであった。
  後に、キエフの幽霊はウクライナの抵抗と防空戦闘の象徴とするフェイク、
  すなわち戦時中の国民の戦意高揚を煽るためのプロパガンダであり、
  ウクライナ空軍もキエフの幽霊は実在しない架空の存在であると認めるのであった。


・レンドリース法
 …膨大な量の軍需物資を供給することを可能とするプログラムを指す。
  「武器貸与法」とも呼ばれる。
  元々は第2次世界大戦中の1941年にアメリカ合衆国にて制定された法であり、
  イギリス、ソ連、中国、フランスなどの連合国に対して、
  基地を提供することと引き換えに軍需物資を供給する、というものである。
  時を経た2022年、ロシアのウクライナ侵攻に対抗するため、
  第2次世界大戦時のレンドリース法と同様の方法でウクライナ政府への
  軍需物資の供給を促進するために再び制定されるのであった。


・身長170cm以下の男性には人権が無い
 …女性プロゲーマーのたぬかな氏が発言した無慈悲な宣告。
  今年の2月にゲーム配信中にリスナーとのやり取りの中で発言し、
  不適切な発言として炎上騒ぎに発展、謝罪に至った。

  「人権」とは書いて字の如く、人の持つ権利のことで、
  一般的には人が生まれながらにして当然として持つ「自然権」や、
  国家が憲法として制定する「平等権」や「自由権」などを指すが、
  ゲーム用語としても「人権」という言葉がスラングとして用いられている。
  特にオンラインゲームやソーシャルゲームなどで顕著だが、
  ゲームシステムや対人戦仕様などの要素から、
  所持することが前提となるような強力なキャラや装備が「人権」と呼ばれている。
  これらを所持しているのといないのとでは攻略に劇的な差が生じるため、
  「所持して初めてプレイヤーとして遊ぶ権利が得られる基本的な要素」
  という意味が込められているのである。
  同義語として「環境」という言葉もある。

  上記の通り、人権キャラやアイテムは半ば前提条件に近い扱いを受けるためか、
  それらを所持していないプレイヤーに対する煽りとしても用いられがちである。
  たぬかな氏の発言もこのような下地があってのものであったが、
  あくまでも「内輪ネタ」の域を出ない行為であるので、
  これが通用しない人も当然にいるということは常に念頭に置くべきという教訓である。

  余談だが、私の身長は約169cmである。人権なんて無かった。


・トレパク
 …資料をなぞって写し取る「トレース」と、盗作である「パクリ」を合わせた造語。
  トレースを利用した悪質な盗作行為を指す言葉である。
  トレースそのものは作画などにおける立派な技法の1つであるが、
  著作権が他者に帰属する写真やイラストなどを無断でトレースの素材として
  使用する行為は「著作権侵害」にあたる。
  自らのオリジナル作品と偽り、トレースを隠したまま利益を得たりする行為が問題とされる。

  2022年1月下旬にイラストレーターの古塔つみ氏のイラストが、
  既存作品や写真をトレースした盗作、すなわち「トレパク」の疑いが相次いで浮上した。
  当人は引用・オマージュであるとして盗作は否定していたものの、
  その後も企業案件などのイラストの構図が既存作品と酷似しているとの報告が相次ぎ、
  炎上状態となった結果、古塔氏はイラスト制作活動を休止、
  企業側もイラスト採用商品を販売停止にするなどの対応に追われるのであった。
  なお、古塔氏は騒動の約半年後に新たなスタジオを立ち上げて復帰し、
  イラストのオンライン販売を行っている模様。


・サイゼで喜ぶ彼女
 …とあるイラストレーターが描いたイラスト。
  可愛い女の子がサイゼリヤの料理を笑顔で食べているイラストである。
  このイラストが投稿された後、ちょっとしたバズり状態になり、
  他の漫画、アニメ、ゲームキャラで置き換えられたイラストが量産されたり、
  コスプレイヤーなどの女性がこの構図を再現した投稿を行ったりもした。

  実際のところそれ以上でも以下でもないただの女の子のイラストなのだが、
  火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々から、
  「男に媚びた服を着てサイゼリヤのような安い店程度で喜んでいる」
  「男に都合の良い女を描いた男の願望丸出しの女性蔑視」
  「デートで女の子をサイゼリヤに連れていくのはありえない」
  などといった批判が寄せられ炎上騒ぎとなった。
  当然ながらただの難癖であり、
  「宇崎ちゃん献血ポスター騒動」「ラブライブ西浦みかんPRパネル撤去騒動」
  「Vtuber戸定梨香交通安全PR動画削除騒動」
  「温泉むすめ騒動」「マイメロママ騒動」などの騒動にて
  火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々による
  数々の横暴に業を煮やした人たちは、
  「女の子が美味しそうに食べているだけのイラストなのに深読みしすぎ」
  「幸せそうな女の子に対する僻み意識の表れ」
  「サイゼリヤを安い店と言うのはサイゼリヤに対して失礼」
  などと反論している。


・タコピー/タコピーの原罪
 …漫画「タコピーの原罪」の主人公「タコピー」、及び作品そのものを指す。
  タコをゆるキャラ化したような見た目は可愛らしい宇宙生物であり、
  「宇宙にハッピーを広めるため」に旅をしている。口癖は「~っピ」。
  地球に辿り着き、小学生の「久世しずか」に助けられてお友達になる。

  …とだけ書けばハートフルなストーリーのように見えるのだが、
  その実は、児童虐待やいじめや家庭不和などといった陰鬱な内容を多く含む、
  やたらとシリアスで胸糞の悪くなるような感情を抱かせてくる作品である。

  なお、作者のタイザン5先生は現在本誌である週刊少年ジャンプにて
  「一ノ瀬家の大罪」を描いているが、こちらも似たり寄ったりなドス黒作品である。
  個人的な感想としては、「わざと面白くないように」作品を構築しているように感じる。



[3月]


・ウィル・スミス殴打騒動
 …米アカデミー賞授賞式にて俳優のウィル・スミス氏が、
  生中継中に司会のクリス・ロック氏を殴打した騒動。
  事の発端としては、ウィル・スミス氏の妻ジェイダ・ピンケット・スミス氏が、
  脱毛症などが出る自己免疫疾患と闘っていることに対し、
  クリス・ロック氏がジョーク交じりに言及したことで、
  怒り心頭に発したウィル・スミス氏が思いっきり平手打ちをしたのであった。
  簡潔に言うとイジリに対しマジギレしたという状況である。  

  この騒動に対し、日本では家族を馬鹿にされ立ち上がったウィル・スミス氏に、
  侠気のある行動だったと共感する意見が多く見られたが、
  アメリカではいかなる状況においても暴力に訴えるのは
  許されざる行為であるとウィル・スミス氏を批判する意見が多く見られた。
  アカデミー賞の主催も「暴力は容認しない」と表明している。
  ある意味で日本とアメリカの民族性の違いを垣間見ることになった騒動である。


・ELDEN RING
 …アクションゲーム「ELDEN RING(エルデンリング)」を指す。
  同じくフロム・ソフトウェア作のアクションゲーム「DARK SOULS(ダークソウル)」から
  正当進化したオープンワールドアクションである。
  鬼畜難易度に定評のあるフロムゲーの例にならい、
  エルデンリングも他のアクションゲームに比べると難易度が高く、
  死屍累々を重ねる、いわゆる死に覚えゲー状態になるが、
  非常にクオリティが高い出来であり、2022年のゲームアワードを総ナメした。


・緑色のジャガイモ
 …人体に有毒な物質。
  とあるTwitterアカウントにて鮮やかな緑色に変色したジャガイモの画像と共に、
  危険な状態であったとの内容が投稿され反響を呼んだ。

  ジャガイモは食用として日本の食卓に広く用いられているが、
  発芽した芽や日光に当たり緑色に変色した部分では、
  ポテトグリコアルカロイド(Potato Glycoalkaloids:PGA)として総称される
  ソラニン(α-solanine)やチャコニン(α-chaconine)などといった
  天然毒素が多く生成され含有されている。
  そのため、芽の部分や緑化したイモを食べてしまうと、苦味やエグみと共に、
  腹痛、胃腸障害、虚脱、めまい、眠気、下痢などの食中毒症状を発症してしまう。
  ジャガイモを緑化させないためには日光に晒さず冷暗所で保存すること、
  そして調理の際には芽や緑化した部分を厚めに取り除くことが重要である。



[4月]


・4630万円誤送金問題
 …山口県阿武町で発生した新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を
  誤って1世帯に振り込んだ事件。
  2022年4月に阿武町長により開かれた記者会見にて公金誤振込の事実と、
  誤振込を受けた町民から返還を拒否されていることが公表された。
  給付金の変換拒否を受けて阿武町は「不当利得返還等請求訴訟」の提訴を行い、
  誤振込を受けた人物の住所と氏名をネットで一般公開したことで、
  金額の大きさも相まって全国的なニュースに発展した。
  そして2022年5月に「電子計算機使用詐欺」の疑いで誤送金先の男が逮捕された。
  男はオンラインカジノで給付金を全て使い込んだと供述していたが、
  後に決済代行業者から約4300万円が変換された模様。


・成人年齢引き下げ
 …2018年6月に制定された「民法の一部を改正する法律」により決定された、
  成年年齢の20歳から18歳への引き下げ。2022年4月1日より施行された。
  民法が定める成年年齢には「1人で有効な契約ができる年齢」と
  「父母の親権に属さなくなる年齢」という意味がある。
  これにより未成年が契約を締結するには父母の同意が必要であり、
  同意無しで締結した契約は父母が取り消すことができる(未成年者取消権)。
  また、父母は未成年者の監護および教育をする義務を持つ。

  成年年齢を18歳に引き下げる理由としては、
  投票券および選挙権が付与される年齢が18歳であることや、
  世界情勢との足並みを揃えるといったところがある。
  メリットとしては国政参加人数の増加や、資格および免許取得の幅の増加、
  クレジットカードなどの契約を個人の判断で可能になることなどが挙げられる。
  デメリットとしては悪徳業者からの接触による金銭トラブルの増加や、
  そのようなトラブルに対し未成年者取消権が適用されないことなどがある。

  また、民法改正では女性の婚姻可能年齢が16歳から18歳への引き上げもあり、
  成人年齢引き下げと同時に施行されている。
  飲酒や喫煙については年齢引き下げは無い。お酒とタバコは20歳になってから。
  

・AV新法
 …アダルトビデオ(AV)出演の契約を巡る被害防止と救済に関する新たな法案を指す。
  正式名称は「性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために
  性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための
  出演契約等に関する特則等に関する法律」である。クッソ長い。

  2022年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことで、
  これまで「未成年」であった高校生を含む18・19歳についての扱いが議論されていた。
  特に女性のAVなどの成年向けコンテンツの出演契約については、
  若年からくる知識の少ない演者が悪質なメーカーと不利な条件で契約を結ばされ、
  出演・販売を強要されたという事案について、支援団体から法整備が求められていた。
  その流れで、未成年者取消権のみならず、AV出演の強要被害の防止を念頭に置き、
  年齢や性別に関わらず出演者を守るための法案が制作された。
  出演者に対する性行為の強制禁止や、映像の公表から1年間は無条件かつ
  違約金など無しで、契約を解除できる条項などが盛り込まれている。
  契約上有効とされるものでも出演者の意思で契約の無効・取消・解除が可能となり、
  AV出演を強要された18~19歳の女性の保護ができるとされている。

  ところが、実際のところとして、この新法が出演者の要求により適用された場合、
  撮影費用、イベント費用、人件費、回収費など製作会社の払った費用は丸損となり、
  リスク回避などの理由で真っ当なAV産業(適正AV)は縮小し、
  半グレ勢力などが女性を騙してポルノ動画を撮影し海外サイトで公開されるなど、
  余計に被害が拡大した上に明るみに出にくくなってしまうリスクが挙げられ、
  女性のポルノ被害救済どころか逆効果になりかねないと指摘されている。
  さらに問題点として指摘されているものとして、法律制定の会議に参加していた者の中に
  AV業界の人間やAV女優が1人もいなかったことも挙げられている。
  女優だけでなく男優やヘアメイク、音声などの技術者も仕事を奪われる事態となっており、
  結果としてAV出演を強要された女性を救済するという名目で、
  AV女優はおろかAV業界そのものを脅かしてしまう法案を成立させたと批判されている。

  なお、この新法には火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々が
  一枚も二枚も噛んでいる模様。


・芸能界性加害問題
 …芸能界に蔓延る性加害問題。
  2022年4月には映画業界での告発、報道が多く挙げられ、
  複数の映画監督や出演俳優からの出演女優への性的関係の強要が、
  某センテンツスプリング…もとい、週刊文春などでスッパ抜かれた。
  特にいわゆる「濡れ場」のようなセクシャルなシーンがあるような作品において、
  出演女優へのセクハラに該当するようなやり取りも過去から多くあったと指摘されており、
  芸能界の闇の側面が浮き彫りとなった問題である。

  なお、これらのようなリアルに女性の被害が取り沙汰された案件に対し、
  本来真っ先に反応しなければならないはずである、
  火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々は全く反応を示すことは無く、
  ではこの時に何をしていたのかというと、
  漫画「月曜日のたわわ」が新聞広告に用いられたことに対して
  いつものように難癖をつけていたのであった。


・生娘をシャブ漬け戦略
 …大手外食チェーン「吉野家」の常務取締役企画本部長(当時)伊東正明氏が掲げる
  若い女性をターゲットとした経営戦略。
  若い女性向けの経営戦略である。大事なことなので2回言った。
  4月16日に早稲田大学で開催された「デジタル時代の総合マーケティング講座」にて、
  講師として招かれた伊東氏が自社の経営戦略を「生娘をシャブ漬け戦略」と銘打って、
  「田舎から出てきた若い女の子を生娘のうちに牛丼中毒にする」
  「男に高い飯を奢って貰えるようになれば牛丼なんて絶対に食べない」
  などといった発言を講座内で披露した。
  当然ながらあまりにもコンプライアンス意識に欠けた発言であったとして大炎上に発展。
  吉野家ホールディングスは即座に謝罪し、伊東氏の取締役解任を報告するのであった。
  ちなみに、吉野家は4月19日に新商品となる「10年かけて開発した親子丼」
  PRイベントを行う予定だったが、この騒動を受けて中止となってしまった。

  個人的な感想として、コンプライアンス云々をあえて無視したコメントをするが、
  「生娘シャブ漬け戦略」というシャブでもキメてないと出てこないような言い回し
  あまりにも語呂が良くて「声に出して読みたい日本語」枠に入ってくる。
  この戦略を聞いた直後に「10年かけて開発した親子丼」という言葉を聞くと、
  なんだか違った意味に聞こえてしまうのは気のせいだろうか…

  そんな割としょうもないことを思っていたら、およそ半年後の2022年12月、
  少年少女の自立支援事業を推進するNPO法人の代表である牧師が
  覚醒剤取締法違反(使用)で現行犯逮捕された。
  この牧師には「元暴力団員で薬物絡みで問題を起こし破門」という経緯があり、
  逮捕も「施設から脱走した少女が警察に駆け込み覚醒剤の強要を訴えた」ことが
  きっかけとなったというトリプル役満のような状態となっていた。
  「生娘シャブ漬け戦略」はものの喩えであり内容はさておき冗談の範疇の発言であるが、
  こちらは「ガチで生娘をシャブ漬けにしていたのではないか?」という疑念が流れており、
  こうなると施設に保護されているとされる少年少女の安否が心配になってくるが、
  その後の報道などは特に見られない。伏せているのかもしれない。

  なお、この牧師と火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々とは
  非常に深いつながりがあった模様。



[5月]


・知床半島沖遊覧船沈没事故
 …2022年4月23日に発生した海難事故。
  知床半島西海岸沖で観光船が消息を絶ち、船内浸水後に沈没、
  乗員・乗客合わせて26名全員が死亡および行方不明となった。
  被害者の一部はロシアのサハリン周辺にまで漂流していた。
  沈没に至った要因として、船前方のハッチの蓋が十分に閉まっていない状態で運航し、
  そこから海水が流入したなどとする報告書が運輸安全委員会より公表された。


・ヤクルト1000
 …株式会社ヤクルト本社が製造・販売する乳酸菌飲料「ヤクルト」の一種。
  ヤクルトは乳酸菌の一種である「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」を主原料とする飲料で、
  「ヤクルト1000」は1本当たり1000億個のシロタ株が封入されており、
  様々なヤクルトシリーズの中でも史上最高密度となっている。
  ストレス緩和や睡眠の質の向上を目的としており、機能性表示食品にも登録されている。
  感覚的にはサプリメントのような扱いに近いかもしれない。

  2019年10月より首都圏など東日本限定で販売されていたが、
  1年半後の2021年4月から全国で販売された。
  実際に「眠りが良くなった」との効果がネット上で広まり需要が爆発的に増加、
  供給不足になり品切れが相次ぐほどの人気となるのであった。

  ちなみに、ヤクルト関連の流行語としては今年の流行語大賞に選出された「村神様」よりも
  圧倒的に流行った言葉とまで言われる始末であった。


・私の好きな言葉です
 …特撮映画「シン・ウルトラマン」に登場する外星人第0号「メフィラス」の台詞。
  人間の姿で日本で過ごしているメフィラスが日本のことわざや格言を用いた際に、
  後につける口癖のような決め台詞のような言葉である。
  逆の意味で「私の苦手な言葉です」という台詞を言うこともある。
  台詞そのものは普通の言葉ではあるが、メフィラスを演じる山本耕史さんの
  演技が映えることもあり、劇中でも耳に残る台詞となっている。
  好きなモノや様々な作品に出てくる名台詞を紹介する際に非常に使いやすく、
  映画公開後はその印象の強さと汎用性の高さからネットミームとなり、
  「メフィラス構文」とも呼ばれている。


・ヌオダス
 …とあるブロガーへのコメントから生まれたネットミーム。
  RPG「ポケットモンスター金・銀」から登場するポケモン「ヌオー」と、
  アニメなどのメディアミックスプロジェクト「ウマ娘 プリティダービー」に登場する
  ウマ娘「ダイワスカーレット」を合わせて略した造語である。
  
  事の発端は、とあるブログ記事に対して、
  「ヌオーよりダイワスカーレットの方が好き」というコメントがつけられ、
  これをブログ主がピックアップしたことがきっかけであった。
  当然ながらヌオーとダイワスカーレットに関連性は一切無く、
  なぜこのような発言を残したのかはコメント主にしかわからない永遠の謎である。
  ポケモンとウマ娘のファンコミュニティ双方に話題となった結果、
  ヌオーとダイワスカーレットを関連させたイラストが大量生産されたり、
  ダイワスカーレットをポケモンと見立てた場合のステータスが議論されたり、
  ダイワスカーレットのライバルウマ娘「ウオッカ」とヌオーを混ぜた
  新種のポケモン「ヌオッカ」が爆誕したりと、謎の発展性を見せたのであった。


・ゆっくり茶番劇
 …頭のみのデフォルメキャラクターを用いて作成された動画の総称。
  元々の由来は、個人サークル「上海アリス幻樂団」にて制作されている
  弾幕シューティングゲーム「東方Project」シリーズのメインキャラクター
  「博麗霊夢」と「霧雨魔理沙」をモチーフとして作られた
  やたらと憎たらしくふてぶてしい表情をしたアスキーアート(AA)が起源である。
  「ゆっくりしていってね!!!」というセリフを叫んでいたことから、
  このAAをベースとしたデフォルメキャラは通称「ゆっくり」と呼ばれている。
  ちなみに、元ネタの霊夢や魔理沙がこのセリフを言ったことは一度も無い。
  この「ゆっくり」化したキャラクターを使って寸劇や解説、
  ゲーム実況プレイなどをさせる動画を「ゆっくり茶番劇」と呼んでいる。
  ある意味では昨今流行りのバーチャルYouTuberの走りになるのかもしれない。
  別の通称としては「饅頭(まんじゅう)」があるが、
  どこぞのうっかり艦娘と言ってしまい艦娘の版権元に怒られてしまった
  艦船美少女擬人化ゲームの謎の生き物とは何の関係もない。

  ニコニコ動画やYouTubeなどで様々なパターンの動画が二次創作的に制作され、
  今や東方シリーズのみに留まらず多種多彩な展開を見せる存在となっているのだが、
  今年の5月中旬に動画投稿者の柚葉氏が「ゆっくり茶番劇」を商標登録したと突然発表。
  他者が使用する場合は年間10万円の使用料を徴収すると宣言した。
  商標登録申請は昨年の時点で既に行われていた模様で、
  異議申し立て期間を過ぎたタイミングで告知されたことや、
  商標登録にあたり「東方Project」など各方面からの告知が無いこと、
  柚葉氏が「東方Project」などの関係者では無いことなどから、
  柚葉氏が独断で「ゆっくり」のコンテンツを独占しようとしており、
  悪意のある商標登録ではないか、といった批判があがり、大炎上に発展した。
  この事態にニコニコ運営及び「東方Project」の生みの親であるZUN氏が動き、
  商標権の放棄交渉や商標登録の無効請求などの公式見解を発表した。
  これらを受けて柚葉氏は「ゆっくり茶番劇」の抹消登録申請を行うこととなった。
  現在は「ゆっくり茶番劇」の商標登録は完全に放棄されており、
  「ゆっくり」コンテンツの作成を妨げるものは無くなっている。
  なお、柚葉氏は商標放棄した理由を、
  「誹謗中傷や名誉毀損などのため、本来の目的を達成することが困難となった」
  と語っている模様。



[6月]


・USBメモリ紛失騒動
 …2022年6月21日に兵庫県尼崎市の委託社員が機密情報の入ったUSBを紛失した騒動。
  USBには全市民約46万人の氏名、住所、生年月日、生活保護受給世帯の口座情報などの
  個人情報が入っており、情報セキュリティにおける大問題として全国ニュースとなった。
  居酒屋で泥酔し路上で紛失するという杜撰な行動もさることながら、
  尼崎市による記者会見にて市職員から、
  「英数文字も含めた13文字のパスワードが設定されている」といった発言があり、
  あまりにも危機管理意識に乏しい迂闊な発言であると指摘された。
  なお、紛失したUSBは3日後の6月24日に発見され、
  パスワードアタックなどの形跡および個人情報漏洩は無かった模様。


・サル痘
 …感染症の一種。
  正確にはポックスウイルス科オルソポックスウイルス属(Orthopox virus)に属する
  サル痘ウイルス(Monkeypox virus)の感染を原因とする人獣共通感染症を指す。
  ヒトにおける死亡率はおよそ1~10%程度とされ、
  日本では感染症法において四類感染症に指定されている。
  2022年5月から欧州などで感染が急増し、日本でも感染が確認された。


・壱百満天原サロメ
 …バーチャルYouTuberグループ「にじさんじ」に所属する
  VTuber「壱百満天原(ひゃくまんてんばら)サロメ」その人。
  ゲーム実況配信をメインに行っている。
  「お嬢様に憧れる一般女性」という設定であり、
  縦ロールの紫がかったピンク髪のいかにもお嬢様なビジュアルに、
  「おハーブですわ~」(いわゆる「草」)などといった、
  俗に言うお嬢様言葉で話すなど、お嬢様然としたお振る舞いをしている。
  …が、「おバイオ」(バイオハザード7)の配信などで
  テンションが上がった際には素のアレな叫びが漏れ出ることもある。
  なお、漫画「ゲーミングお嬢様」とは何の関係もない。

  今年の5月21日にデビューし、その3日後の初配信では自己紹介として、
  住民票や履歴書の公開に留まらず、自分の隅々までお見せするとして、
  胃カメラで自らの胃と十二指腸までもご開帳し、
  集まったリスナーの度肝を抜いていくのであった。
  初配信後の配信予定は前述したおグロテスクなおバイオ(バイオ7)で埋まり、
  初っ端から尖りまくった内容をお見せするのであった。
  その結果、話題が話題を呼ぶ状態となり、チャンネル登録者が爆発的に増加、
  初配信から約2週間でチャンネル登録者数100万人を達成した。
  この記録はにじさんじどころかVTuber全体で最速であり、
  日本のYouTubeチャンネル全体でも歴代5位を記録する驚異的な速さであった。
  芸能人など既に知名度があるといった人物ではない、
  全くの新人が作成したチャンネルとしては言うまでもなく異例の事態である。

  ここまでの大ヒットを叩き出した要因は様々あるだろうが、
  個人的な見解としては、初手の飛び道具(胃カメラやおバイオ)の破壊力と、
  配信中のお嬢様言葉や、それに混ぜてくる素の言葉などの言葉選びを
  事前に入念に詰めていたのではないかと感じている。
  想像ではあるが、デビューする前から「注目を集めるにはどうすれば良いか」を
  熟慮に熟慮を重ねていたのではないだろうか。



[7月]


・安倍晋三元首相銃撃事件
 …安倍晋三元首相が選挙演説中に銃撃され死亡した事件。
  2022年7月8日に奈良県奈良市西大寺駅前で演説していた際に、
  背後から男性が接近、自作の銃により至近距離で銃撃され致命傷に至った。
  首相経験者がテロ行為により死亡するという前代未聞の国家的大事件である。
  これを受けて日本で2例目の「国葬儀」が実施されたり、
  事件の実行犯が宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の「宗教2世」で、
  安倍元首相と旧統一教会との関係が明るみに出たりと、
  死去後も社会は大きく揺れ動くのであった。

  余談だが、事件が起こった近鉄西大寺駅は私の地元のかなり近くの駅である。
  西大寺駅といえば線路の交差が大量にあることで鉄オタの中では有名だったのだが、
  当日に何の気なしにニュースを見たら見覚えがありまくる地名と風景が目に入ってきて、
  まさかこんな形で自分の地元が全国の重大ニュースになるなんて
  思いもよらなかったという感想を抱いたことを覚えている。


・スリランカ破産
 …2022年7月5日にスリランカのウィクラマシンハ首相により宣言された「国の破産」。
  民族問題による国内紛争が長く続いたことなどで脆弱な経済であったところに、
  外貨不足でエネルギーや食糧の輸入が困難となり生活必需品の値上がりが加速し、
  物流の停滞や停電も相次ぐ事態となった。
  そして対外債務の支払不能、いわゆる「デフォルト」の状況となり、
  ついには破産宣告に至ったのであった。


・ミャクミャク様
 …2025年開催予定の大阪・関西万博の公式ロゴマーク、
  およびロゴマークをモチーフとした公式キャラクターを指す。
  ロゴマークそのものは2020年に発表されており、
  不規則な形状の赤い球体が数珠繋ぎに輪を形成し、
  そのうちの5つには目玉のようなものが付いているデザインをしている。
  コンセプトとして「いのちの輝き」を表現しており、
  1970年に開催された大阪万博の公式ロゴの「桜」をモチーフに、
  「赤い細胞」を円状に繋げたとのことである。  
  非対称かつ統一性のない球体に目玉まで付くといった、
  独特すぎるデザインに気持ち悪さを感じるという意見がある一方で、
  その形状は一度見たら忘れられず、インパクトは絶大である。
  ネタ方面ではミスタードーナツの「ポン・デ・リング」と掛け合わされたり、
  異形に変貌させられた人間扱いされたりもした。
  良くも悪くも、話題性は抜群にあったという意味では、
  このロゴマークの存在意義としては大成功だったといえる。

  2020年に発表された際には名前は付けられていなかったのだが、
  コンセプトから即座に「いのちの輝き君」などと呼ばれていた。
  時は巡り2022年、ロゴマークに青色の胴体と口が付け加えられた
  公式キャラクターが発表され、その愛称が「ミャクミャク」と決定した。
  愛称の由来としては、「脈々」と様々なものが受け継がれてきたことや、
  「動脈・静脈」といった「脈」が生命に関わるものであり、
  万博テーマである「つながり」を「脈」として表したことからとされる。
  なお、キャラクターと愛称が発表されるやいなや、
  元々のロゴマークの独特すぎるインパクト満点のデザインから、
  妖怪・怪異になぞらえ神格化し「ミャクミャク様」と呼ぶ人が続出。
  日本に古くから存在する土着神のような扱いをされるのであった。
  走っているイラストなどもあり、意外とアクティブである。


・TAROMAN
 …特撮番組「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」に登場する巨大ヒーロー(?)。
  「芸術の巨人」とも称される。シュールレアリズム星から地球に到来した。
  芸術家の岡本太郎氏の思想を行動原理としており、
  1970年代に相次いで出現するようになったアバンギャルドな怪生物「奇獣」に対し、
  べらぼうででたらめな行動によって立ち向かっていく。
  岡本太郎的に活動するために必要であれば守るべき人間や街の破壊を積極的に行ったり、
  わざと敗北したりすることも平気で行っており、
  そのせいか公式サイトでは「正義の味方ではない」と明言されている。



[8月]


・AI作画
 …自動画像生成ツールを用いて描画された絵を指す。
  指定された複数のキーワードに基づき自動で絵を描くプログラムであり、
  ものの数分で絵が生成される。
  先に話題になった「Midjourney」など、AI画層生成ツールは数々存在するが、
  キーワードの入れ方によってはかなりクオリティの高い絵ができる場合もある。
  人の手で行えば非常に時間が掛かる作画作業があっという間に実行できるため、
  イラストレーターなどの仕事を奪うのではないかという危惧も散見されたが、
  あくまでも「物は使いよう」の範疇に留まるものと思われる。


・oppAI
 …自動画像生成ツール(AI作画)を用いて超美巨乳を作成することに心血を注ぐ人々を指す。
  AI作画ツールの発達によってクオリティの高いイラストが個人で生成できるようになり、
  いろんなキーワードを入力して遊んだりするなど、様々な目的に使用しているのだが、
  その中には「AI作画を使えば理想のおっぱいを作れる」という発想に至る人もいた。
  AIに意図したイラストを描かせる際には適切な命令文(文章)を入力する必要があり、
  これらは通称「呪文」などと呼ばれているが、好みのおっぱいイラストに拘る人々は、
  理想とするおっぱいを生成するための呪文を追い求めて試行錯誤を繰り返し、
  徐々に高品質で超美巨乳なイラストが生成され始めていった。
  このようなAI作画でおっぱいを追求する人々はいつしか「oppAI」と呼ばれるのであった。
  まさに「物は使いよう」である。


・AREA 4643
 …興奮する真のゲーム。2018年12月21日発売。
  ジャンルは見下ろし型のアクションシューティングゲームで、
  Steamにて1200円で販売されている。コケシマートでなくとも実際安い。
  クローンヤクザやバイオスモトリやニンジャなどの敵に対し、
  ハンドガンやスリケンなどの遠距離攻撃にカラテなどの近接攻撃、
  そしてヒサツ・ワザ(いわゆるボム)を駆使して攻略する。実際シンプル。

  …というわけで、「AREA 4643」というタイトルからも想像できる通り、
  このゲームはサイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の
  公式二次創作ゲームである。
  「4643」とは本編に登場する暗黒メガコーポ「ヨロシサン製薬」から来ている
  語呂合わせ(4643=ヨロシサン)だが、このゲームとの直接的な関連性は無い。
  本編の主人公であるニンジャスレイヤー(フジキド・ケンジ)は、
  ゲームでは隠しキャラとして採用されており、ヤバイ級の性能を誇っている。
  余談だが、発売当初「日本語がフルサポートされていないように思える」という
  謎めいた理由により日本語未対応扱いとなっていた。
  なんでやろなあ…

  今年の8月に開催されたゲームをスゴイ速さでクリアしたり実況したりする
  夏のスゴイイベント「RTA in Japan Summer 2022」にて殺戮者のエントリー。
  ニンジャスレイヤー公式も反応し宣伝していた。
  本番ではボスを登場前にヒサツ・ワザで始末するアンブッシュを決めるなどして、
  実際スゴイ速さでクリアしていったのだが、
  視聴者からは「ニンジャスレイヤーのゲームだと知らなかった」
  「なんで教えてくれないの」という声が多く上がり、
  そもそもニンジャスレイヤーの関連ゲームだと認知されていなかったことが判明。
  3年半の時を経てそれに気づいた公式は、
  RiJの数日後にゲームのタイトルを「NINJASLAYER:AREA 4643」
  変更するというまさかの展開に発展したのであった。
  この結果、ゲームの認知度は実際上がり、
  公式より1週間でのSteam売上が約4643%上昇したと報告されたのであった。
  なお、実際の売上上昇量は4820%であり、公式の報告はなんとも奥ゆかしい。



[9月]


・エリザベス2世女王崩御
 …イギリス女王エリザベス2世が2022年9月8日に崩御したニュース。
  96歳にて没し、死因は老衰。女王在位期間は70年と214日に渡った。
  これはイギリスの君主としては史上最高齢かつ最長在位であり、
  崩御まで女王としての公務を継続していた。
  競馬に造詣が深く、日本を含む世界各国にエリザベス2世女王の名を関する
  レースが制定されている他、バラの園芸品種などにも名を残している。


・国葬儀
 …国家が費用を支出して行う葬儀を示す。「国葬」とは区別されている。
  国家に対して特別な功績を残した人物の逝去に際し国費で執り行われる葬儀という意味では
  国葬も国葬儀も同様であるが、「国葬」は国費で葬儀を行うに留まらず、
  国民がその喪に服することまでも要求する行為とされる。

  2022年7月8日に安倍晋三元首相が凶弾に斃れた国家的大事件に対し、
  弔問を希望する各国からの連絡が殺到したことで「国葬儀」が検討された。
  野党や新語流行語大賞選出者のような安倍元首相と与党が憎くてたまらない方々は
  当然ながら国民の思想・心情を束縛する弔慰の強制であると反発したが、
  「国葬儀」、すなわち行政措置としての行事であれば「思想・心情を制限する」行為に
  当たらないと解釈され、国の儀式開催を規定した「内閣府設置法」第4条に基づき、
  閣議決定を根拠に実施できると判断され、7月22日に決定。
  そして9月27日に国葬儀が実施された。
  国葬儀実施については安倍元首相と宗教団体である旧統一教会との関係が
  明るみに出たこともあり、賛否両論であった。

  なお、当日は平日であったが、官公庁・企業・学校などを当日休業・休校扱いにすることや、
  民間に対してイベントや番組の自粛を要請することは、
  「国民の思想・心情を制限する」ことになるため、国民の休日とはならなかった。


・ひろゆきメーカー
 …Webサービスの一種。正確には「おしゃべりひろゆきメーカー」
  AIを使ってあらゆる物事を2ch(現5ch)製作者のひろゆき氏に喋らせるアプリである。
  精度はかなり高く、ある程度の漢字も普通に読んでくれる。
  いわゆる「ひろゆき語録」などといったひろゆき氏が言いそうな言葉、
  もしくは配信などで実際に喋っていた言葉を入力すると違和感なく喋らせることができる。
  ひろゆき氏本人の許可はちゃんと得ているらしい。


・けつあな確定
 …東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)の坂本勇人選手が発した迷言。
  2022年9月、坂本選手が交際していた女性に対して中絶を強要したというトラブルを
  某センテンススプリング…もとい、週刊文春がスッパ抜き、
  その証拠として提示されたLINEにて「今日けつなあな確定な」というコメントがあった。
  なかなかのインパクトのある下ネタが提供されたことで某なんJ民は大ハシャギし、
  Twitterにて一瞬のうちにトレンド入りを果たす事態となるのであった。
  なお、この騒動が明るみに出たことで、坂本選手が登場した際には、
  相当なヤジが主に阪神戦で浴びせられることになったが、
  当人は全く意に介さず、巨人側も一切触れることはせず、
  野球選手としてパフォーマンスを発揮するのであった。

  ちなみに、坂本選手がLINE内で発したコメントには「けつなあな確定な」の他に、
  「おえおうさせたい」「おろすならおろすで早いほうがいい」などがある。
  「おろすなら~」は投手が不調の際に用いられる野球用語にまでなってしまった。
  なお、ネタとしては「けつあな確定」が多用されているが、
  正確には「けつあな確定な」である。「けつ」と「あな」の間に「な」が入る。
  これが誤字なのか「けつ(尻)な、あな(穴)確定な」なのかは定かではない。
  真相は坂本選手のみぞ知る。



[10月]


・ソウル雑踏事故
 …韓国の首都ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で発生した群衆雪崩による事故。
  梨泰院は韓国有数の繁華街であり、ハロウィンなどの時節には多数の群衆が訪れる。
  日本で言う渋谷のようなところである。
  2022年10月29日の夜、ハロウィンを2日後に控えた梨泰院には、
  新型コロナウイルス感染症による規制が3年ぶりに解除されていたこともあって、
  およそ10万人以上が殺到し、多種多様のパーティーが行われていた。
  あまりにも人々が密集した結果、もはや身動きすら取れないような大混雑となっており、
  そして坂の上の方から将棋倒しのように次々と人々が倒れていったとされる。
  事故を想定した安全管理対策の重要性についても一石を投じた事故となった。


・紙ストロー
 …日本マクドナルドが全国の店舗で導入した紙製のストロー。
  これまでマクドナルドではプラスチック製のストローを使用していたが、
  プラスチック原料の使用量削減を目的にエコな紙ストローを開発、採用した。
  ところが、紙ストロー導入後間もなく、使用した客からは、
  「ふやけて変形する」「くちびるにくっつく」「味が変わる」
  「トイレットペーパーの芯を咥えているみたい」「使わない方がマシ」など、
  不快をあらわにする意見が相次いだ。
  ドリンクのフタにはプラスチック製が使われていることも余計に不評を買っている。

  ちなみに私もマクドに行った際に紙ストローを使ってみたが、
  咥えた瞬間に「こういうことか…」と世の中の不評意見を体で理解することとなった。
  おそらく、紙製でありつつストローとしての強度を保つためには、
  ある程度の硬さと厚みを持たせる必要があったと思われるが、
  それにより凄まじいまでの「咥えた時の圧倒的存在感イコール違和感」
  つながってしまったのだろうと考えている。


・ファクトチェック
 …虚偽情報や誤情報を検証し、真偽を確認する行為。
  2022年10月には偽情報・誤情報対策を行う機関「日本ファクトチェックセンター」が、
  インターネット上での虚偽情報や誤情報の流通防止や、
  情報リテラシーの向上、人材育成などを目的として設立された。
  誤った情報による社会の混乱を未然に防ぐ試みであり、
  有識者などを交えて情報を収集し、その真贋を公開している。
  ファクトチェックセンターでの調査対象は基本的にSNSなどで配信されている情報とされ、
  報道機関は対象外とされている。
  「報道機関は自身で事実を正確かつ厳格に確認して報道することが使命であるから」
  との理由で対象外となっているとのことだが、
  「それではファクトチェックセンターが存在する意味が無いのでは?」といった
  意見も挙がっている。

  ファクトチェックについては個人レベルの話に落とし込むならば、
  著名人のスキャンダルなどといったセンセーショナルな話題に対し、
  ソースの確からしさを遡って調べ、その話題が事実かフェイクかについて、
  しっかりと確認してから言及するべき、ということになると私は考えている。
  「話題に一番乗りする快感」というものは非常に甘美なモノであるが、
  それに溺れるとデマの流布につながりかねないということは肝に銘じよう。


・櫻井孝宏不倫騒動
 …声優の櫻井孝宏さんが不倫を行っていた騒動。
  事の発端は2022年9月23日に某センテンツスプリング…「文春オンライン」にて、
  櫻井さんが既婚者であることがスッパ抜かれた。
  その時はさほど騒ぎにはならなかったのだが、
  翌月の10月24日に自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「P.S.元気です。孝宏」が
  突如として最終回を迎え、その直後に放送作家との不倫が再びスッパ抜かれた。
  この2段構えのスッパ抜きによりSNSを中心に炎上状態に発展し、
  約2ヶ月後の12月20日にラジオ公式サイトに謝罪文を掲載するのであった。

  個人的な感想としては、こういった騒動は過去にも鈴木達央さんなどでもあり、
  そもそも声優に限った話でもないが、犯罪ではないプライベートのやらかしは
  仕事に持ち込んでほしくはないと思っている。
  犯罪行為はさすがにアウトだと思うが、不倫などは所詮はプライベートの話である。
  当然ながらそういった行為をしても良いとは言わないが、
  個人的な事情に対して配慮だなんだと言って仕事を降板させたり新たな仕事を与えないのは
  本当に妥当な対処なのか?と常々思っている。
  明るみに出たらアウトになるのであれば、明るみにならなければ問題無い話なのか?と。
  やらかしたことで現場に居づらくなる、居心地が悪くなるという影響は当然出るだろうが、
  それこそが「やらかしに対する罰」であると私は考えている。
  「けつあな確定」が世に広まっても巨人側はほぼ無視して坂本選手を起用し続け、
  坂本選手も全く意に介さず野球選手としてのパフォーマンスを発揮し続けたが、
  これこそがこういったスッパ抜き騒動のある意味で誠意ある対応ではないかと私は思う。
  もちろん異論もあるだろうが、私の個人的な意見としてここに記す。


・死体蹴りライブ
 …アニメなどのメディアミックスプロジェクト「ウマ娘 プリティダービー」において、
  アプリゲームでのコンテンツ内で実施された無慈悲な宴。
  ゲーム版ウマ娘では対人コンテンツ「チャンピオンズミーティング」が毎月行われており、
  主にガチ勢のトレーナー(プレイヤー)が頂点を目指してしのぎを削っている。
  そんな中、2022年10月に実施された「ライブラ杯(2回目)」にて、
  決勝レース終了後に専用のライブ映像が新規要素として実装された。
  決勝に出場したウマ娘9人(3チーム)でウイニングライブを行うというものであったが、
  勝ったプレイヤーはともかく、負けたプレイヤーにも強制的にライブ映像が流されていた。
  ただでさえ決勝に負けて少なからず悔しい想いをしているさなかに、
  「敗者視点のライブ」を順位のテロップとともにじっくりと流され、
  その内容はセンターポジションに立った優勝者(相手プレイヤー)を
  これでもかと称えるライブ構成という念の入れようであった。
  負けた上に追い打ちをかけるようにスキップ不可のライブを流されたことから、
  プレイヤーからは「死体蹴りライブ」と揶揄されることとなってしまった。
  なお、次の11月チャンピオンズミーティング「スコーピオ杯(2回目)」からは、
  決勝で負けたプレイヤーはライブをスキップできるようになった。



[11月]


・皆既月食
 …地球、月、太陽の運行および位置関係からなる天体現象の1つ。
  「月食」とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって、
  月が欠けて見える、または隠される現象を指す。「月蝕」とも表記する。
  一部が欠ける場合を「部分月食」、全体が隠される場合を「皆既月食」という。
  ちなみに「日食」は月が太陽と地球の間に入り、太陽が月に隠される現象を指す。
  月食は日食に比べると発生頻度が意外にも低いのだが、
  観測できる機会は日食より月食の方が多い。
  これは月食が地球上のどこからでも観測できることに対し、
  日食は月の影が地球表面を横切る限られた地域でしか観測できないためである。
  皆既月食時には月は地球の影に隠れるが、全く見えなくなるわけではなく、
  地球の大気中の塵によって屈折した長波長の太陽光を反射し、暗い赤銅色に見える。

  2022年11月8日に発生した皆既月食では、
  同時に太陽系第7惑星「天王星」が月の裏に隠れる「天王星食」が同時に発生した。
  皆既月食中の惑星食は非常に珍しい現象であり、
  日本国内で観測されたのは1580年7月26日に発生した土星食以来約440年ぶりで、
  天王星食に限ると過去5000年に渡り発生したことが無い現象であった。
  ちなみに、次に発生するのは約320年後の2344年7月26日(土星食)とのこと。


・Twitter買収
 …アメリカの実業家イーロン・マスク氏によるTwitter社の買収。
  2022年11月に約440億ドル(約6.4兆円)で買収しCEOに就任し、
  社員の大量解雇による人件費の削減など様々な改革を急ピッチで断行していった。
  日本法人でも多数の解雇者が出ていたのだが、
  解雇された従業員に対しては非生産的な就労実態やトレンドの操作を仄めかす発言、
  クリエイターに対し根拠なくアカウント凍結に近い処置(通称「シャドウバン」)などを
  行っていたのではないかという疑惑が相次いで指摘されることとなり、
  解雇は当然の処置だという声も挙がっている。
  その後、マスク氏は12月に自身の進退を問う投票をTwitter上で実施し、
  結果は賛成多数(辞任すべき)となり、マスク氏は投票結果に従うとした。


・反ワクチンVS京大生
 …京都大学熊野寮で開催された学生主体のイベント「熊野寮祭」でのプログラム。
  熊野寮祭は毎年かなり自由でハチャメチャな内容となっているのだが、
  今年はその中に「反ワクチンVS京大生」というものがあり、
  このプログラムがTwitterなどのSNSでピックアップされた。
  内容としては「反ワクの方々を招待してガチ討論バトルをする(暴力はNG)」
  「京大生が勝てば反ワクはワクチンを打つ」「反ワクが勝てば京大生は反ワクを信じる」
  というもので、字ヅラからにじみ出る圧倒的なカオス感から瞬く間に拡散され、
  当日の熊野寮前には魔の雰囲気に魅入られた観衆が長蛇の列を形成するのであった。
  そして対決ではプレゼンテーションを用いて双方の主張を紹介。
  様々な議論(?)が交わされたが、時間いっぱいになっても双方譲らず、
  最終的には「大乱闘スマッシュブラザーズ」による暴力で白黒つけることとなった。
  暴力NGとはなんだったのか。やはり暴力…暴力は全てを解決する…
  結果は京大生の操る「ドクターマリオ」が接戦の末に勝利を掴み、
  反ワクVS京大生は京大生の勝利に終わるのであった。
  なお、「京大生が勝てば反ワクはワクチンを打つ」という公約については、
  最終的には個人で決めてもらうとアナウンスされており、強制ではなかった模様。


・どんでん/どんでん語録/どん語
 …阪神タイガースの岡田彰布監督の愛称、または岡田監督の(独特な)発言。
  「どんでん」は味の素フーズの商品「ほんだし うどんおでんだし」のCMで、
  芸人の坂田利夫さんと「どんでんでんねん」などと掛け合っていたことに由来する。
  決して「Vやねん!」の時にどんでん返しを食らったことが由来ではない。
  インタビューなどでの岡田監督の発言は独特の言い回しが多く、
  補完が必要なレベルの難解なコメントはもはや外国語の領域とまで言われており、
  「どん語」「どんコメ」とも呼ばれている。
  特にキャッチーかつ多用されるどん語は「どんでん語録」としてまとめられている。
  特徴として主語や述語を頻繁に省略し、「アレ」などの言葉でしかアウトプットされないなど、
  聞き手には主語述語を的確に補完できる能力が求められる。
  とはいえ岡田監督の野球理論は非常に鋭く、解説でも的を射た着眼点を示し、
  ユーモラスな表現をすることから、どん語の人気は定着していくこととなった。
  以下に特に愛される代表的な「どんでん語録」を紹介する。

・そらそうよ
 …「それはそう」「当然その通り」「言わんこっちゃない」などといった意味。
  2022年シーズンオフに2度目の阪神監督に就任した際に商標登録もされた。
  似たような語録に「そうなればそうなるやろ」もある。

・アレ
 …アレとはアレのことである。「そらもうアレよ」などといった形で多用される。
  どん語では主語述語が省略されまくるため、アレの意味は文脈に左右されまくるが、
  最近では「(ペナントレース)優勝」を意味することが多い。
  ちなみに2023年の阪神のスローガンは「A.R.E.」である。
  「Aim! Respect! Empower!」の略で、
  「目標に向かい敬意を持ってパワーアップする」という意味とのこと。

・(アカン)
 …文字通りアカン時、ダメな時に使われる。
  正確には「格の違いを見せな(アカン)」であり、
  ネタとしては(アカン)の部分のみが使われることが多いが、
  アカンは記者による補完であり、岡田監督自身がアカンと言ったわけではない。
  このパターンは他にも「(その目は優しかった)」などがある。

・おお、もう…
 …チーム状況がボロボロの時に使われた発言。
  ネタ方面でも同様にどうしようもない状況で用いられる。
  他には「あっ、ホンマ…(絶句)」などがある。

・そんなんホンマのこと言うわけないやん
 …絶妙にはぐらかす際に使われた言葉。
  同義語に「7割ウソや」がある。7割というのが実に絶妙である。

・おかしなことやっとる
 …文字通りおかしなことをやっとる時に使われた言葉。
  元々は相手選手のサイン盗みや点差が開いた状況での盗塁に対しての発言だったが、
  最近は好成績を残し活躍した選手を賞賛するときに使うことが多い。

・やってしまいましたなあ
・コレは教育やろなあ
・これは大変なことやと思うよ
 …何かをやらかしてしまった時に使われた言葉。
  「おかしなことやっとる」と同様、元々はサイン盗みや点差がある時の盗塁に対して
  牽制したり苦言を呈したりする意味で用いられた。
  どん語の中でも非常に汎用性が高い。特に「教育」の圧が強すぎる。

・おーん
 …岡田監督の発言のそこかしこに現れる謎の発言。
  感嘆詞や接続詞の様に発する口癖のようなもので、特に意味は無いのだが、
  インタビュー記事で「おーん」まで逐一書き起こされるケースが増えてきており、
  最近ではインタビュー中に何回「おーん」が入っているか?などとカウントされる始末。



[12月]


・ド情
 …ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の新マスコットキャラクター。
  …になる予定だったキャラ。正確には「ド情ちゃん」
  元々ドン・キホーテの公式キャラクターといえば、
  ペンギンをモチーフとした「ドンペン」「ドンコ」が定着していたのだが、
  2022年12月16日にTwitter公式アカウントから公式キャラの変更が告知された。
  その姿は黒い「ド」の文字にドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」
  くっついているという、割と妙ちくりんでよくわからないキャラクターであり、
  そこそこ愛嬌もあったドンペンに慣れ親しんでいた人々からは不満が噴出した。
  その後、ドンキの公式キャラクターの変更は撤回されドンペンの続投が発表、
  ド情ちゃんは情熱価格での公式キャラクターとして採用されることとなった。
  この騒動では投票企画なども計画されていた形跡が見られ、
  炎上商法に近い状況になったことで急遽軌道修正した可能性も指摘された。


・号泣5周年
 …ソーシャルゲーム「メギド72」におけるキャンペーン企画。
  2022年12月7日に5周年を迎えることを祝した「感謝の大号泣キャンペーン」が開催され、
  キャンペーンに参加したメギドプレイヤーのTwitterアイコンが
  半強制的に「ソロモンの号泣アイコン」に変更された。
  アイコンには「号泣5周年」としか文字がなく、プレイヤー以外からは、
  「何の作品かも何の企画かもわからずただ泣き叫ぶ男が大量発生している」という
  非常にシュールな状況になっているのをただ眺めるのみとなるのであった。


・Colabo不正会計疑惑騒動
 …一般社団法人「Colabo(コラボ)」の会計内容にまつわる騒動。
  また、これをきっかけとした数多の疑惑および訴訟行動なども含む。
  「Colabo」は若年層の女性の自立を支援する団体である。
  2013年3月1日に一般社団法人化した。代表は社会活動家の仁藤夢乃氏。

  事の発端としては2021年11月の「温泉むすめ」炎上騒動にまで遡る。
  仁藤氏が突如として温泉むすめのキャラクター対し、
  「ビジュアルが性差別で性搾取であり、非常に不快かつ不適切である」と指摘した。
  これに続く形で、火のない所に放火することでおなじみの某界隈の方々により、
  温泉むすめや温泉地は度を越した誹謗中傷や営業妨害を相次いで受けることとなった。
  仁藤氏が温泉むすめを批判した理由としては諸説あるが、
  あまりにも「火のない所」に突然猛烈に叩き出したことから、
  この騒動の直前に行っていた作家の室井佑月氏とのネット上での口論にあるとされ、
  旗色が悪くなった自身の名誉と威信の回復のために、
  スケープゴートとして選ばれたのではないか?という指摘もある。

  そのような経緯や、これまでの某界隈の方々による、
  「宇崎ちゃん献血ポスター騒動」「ラブライブ西浦みかんPRパネル撤去騒動」
  「Vtuber戸定梨香交通安全PR動画削除騒動」「ATSUGI(アツギ)ラブタイツ騒動」
  「マイメロママ騒動」「サイゼで喜ぶ彼女騒動」「月曜日のたわわ新聞広告騒動」
  「雀魂(じゃんたま)大阪駅ポスター騒動」など数々の騒動のさなか、
  YouTuberの暇空茜氏により仁藤氏が代表を務めるColaboに対し、
  会計の不明瞭な部分があるとの疑惑が提示され、東京都に住民監査を請求した。
  また、仁藤氏が共産党の公式YouTubeに出演した行為などに対し、
  公職選挙法違反にあたるのではないかという疑惑も指摘した。

  暇空氏の指摘に対し、仁藤氏側は弁護士団を結成。
  暇空氏の行為は仁藤氏やColaboに対する深刻なデマおよび誹謗中傷に他ならず、
  「リーガルハラスメント(法的手段を用いた嫌がらせ)」
  「全世界かつ全時間軸に存在する全女性への差別かつ攻撃」であるとして、
  暇空氏を提訴するのであった。
  これに対し暇空氏は全面的に抵抗する意思を宣言、終局の見えない泥沼の事態と化した。

  暇空氏の行動は、目的として仁藤氏に対する攻撃という意図はあったと思われるが、
  あくまで「Colaboの会計不明瞭点の指摘」と「それに対する東京都への開示請求」であり、
  法律に則った範囲内での行動を取っている。
  これに対する仁藤氏または弁護士団側の対応は、暇空氏の指摘内容そのものとは
  無関係の「女性蔑視」を主軸としており、初手の時点で論点がズレている。
  さらにはその初手で弁護士団結成および一個人への提訴という、
  これこそまさに「リーガルハラスメント」と取られかねない対応を行っているように思える。
  おそらくは仁藤氏もしくは弁護団側の腹積もりとして、
  弁護士団という権威集団をもって記者会見を開き訴訟行為をチラつかせれば、
  一般人1人程度の相手なら萎縮し撤退すると踏んでいたのだと推測する。
  ところが暇空氏は徹底抗戦を宣言したため、引くに引けない状況になり、
  振り上げた拳の降ろしどころをお互いに失うこととなったと想像する。
  客観的に見ても、暇空氏は用意周到に攻撃材料を集め法律の範疇で行動しているのに対し、
  仁藤氏弁護士団側の行動にはおよそ周到さは見られず燃料投下を繰り返しており、
  その道のプロフェッショナルとは思えない行動および態度を取っているように見える。

  暇空氏の指摘するColabo不正会計疑惑の内容は主に、
  東京都が若年被害女性の支援を目的とした委託事業において、
  Colaboを含む4団体に提示した業務内容および事業報告が不明確という点にあり、
  税金の使用用途が不明、すなわち「税金を懐に入れているのではないか?」というものである。
  これに加え、厚生労働省の予算審議会に仁藤氏などの業務当事者が混ざっており、
  予算要請および予算確保の確約を審議に盛り込んでいたことから、
  完全な利益相反、すなわち「一部の政治家とグル」になっていた可能性も挙げられている。
  仁藤氏弁護士団側の強硬な態度や、活動報告書の黒塗り(いわゆる「のり弁」)など、
  疑惑を補強するような材料が続々と挙がってくるという状況であり、
  事態は東京都をも巻き込んだ複雑かつ混沌とした様相を呈するのであった。
  そして暇空氏が行った住民監査請求の結果が12月28日に到着し、
  請求の妥当性が認められColabo側に是正勧告が下るという、
  過去めったに例のない状況になったことも疑念の材料として拍車を掛けることとなった。









…というわけで、どうにかこうにか今年も年内に更新できました。
この記事は毎度毎度年の瀬の3日間くらいをフルに使って作成しているんですが、
いつも色々と調べてしまうので、大晦日の日付変更までに間に合うかどうか、
スピード勝負な感じになっちゃうんですよ。
そのため、時間のある時に記事をちょくちょく作成しておいて、
12月31日はラクをしたいと思っているのです。

今年は事前に作ってたのは半分くらいで、例年と比べると準備はしてた方だったんですが、
後回しにしてたのは微妙に書きたくないネタとか社会的時事ネタとかだったので、
結局最後の最後に苦労するハメに陥ってしまったのですが…
毎年言ってることですが、政治とか事件とかの話だとヘタなことは言えないというのもあって、
ある程度情報を集めないとコメントできないので、毎回毎回めっちゃ疲れますね。
特に最後のアレは本当に疲れた…あんなもんマトモに説明できるワケないやん…

…とはいえ、このスイープ・メモリィはこのサイトが「個人ニュースサイト」であり、
私が「個人ニュースサイト管理人」であるとドヤ顔で言い張ることができる
唯一の記事になっているので、どんなにしんどくて疲れようとも、
これだけは絶対に続けていきたいのです。



とにもかくにもこれにて2022年の更新ラストです。
それでは来年またお会いしましょう。
次の更新はとりあえずアレの予定です。アレ。おーん。


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第1604話「バズワード・メモリィ2022 Part4」

どうもルイナです。

いつものバズワード・メモリィのお時間です。
もう毎年やってるので説明不要かもしれませんが、
今年のアニメを視聴してて(自分の中で)やたらと流行った言葉とか
気になる言葉とかをピックアップしていたのです。
ってなわけでせっかく選出したんだから、いつもの解説芸をやっていきます。
特にワードに順位をつけたりはしませんが。

以下、ノミネートワードです。
各クールで何個とかそういうのはありませんので、一気に全部紹介していきます。
それでは毎年恒例のノミネートワードを無駄に解説するコーナーをどうぞ。







・ド派手に行くぜ!
 …漫画およびアニメ「鬼滅の刃」のキャラ「宇髄天元」の決め台詞。
  鬼殺隊最強の精鋭である「柱」の1人「音柱」で、
  れっきとした忍の家系の生まれなのだが、やたらと派手好きなキャラであり、
  「ド派手に行くぜ!」という台詞とともに文字通りド派手な技を連発する。
  ちなみに普段はド派手な化粧を施しているが、非常に端正なルックスをしており、
  嫁が3人もいる作中でも最高レベルの超イケメンである。

  余談だが、原作漫画がジャンプで連載されていた時、遊郭編に入った際に、
  私は「ちゃんとイケメンをイケメンらしく描けるようになっとるやん。画力上がったな」
  とかいう謎の上から目線的な感想を抱いたことを覚えている。


・ハメる方のはめふら
 …漫画およびアニメ「王子の本命は悪役令嬢」を指す。
  「はめふら」とは「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」
  公式略称である。
  「王子の本命は悪役令嬢」も同じ悪役令嬢モノの作品なのだが、
  こちらはいわゆる「僧侶枠」であり、地上波ではお見せできないアレなシーンが多数ある。
  ゆえに、「はめふら」と「ハメる」(アレな表現)と掛けて「ハメる方のはめふら」という
  かなりアレな言われようとなるのであった。


・マアアさん
 …漫画およびアニメ「メイドインアビス」に登場する「成れ果て」の1人。
  人語を話すことができず「マアア」としか発声しないため、
  周囲からとりあえず「マアアさん」と呼ばれている。
  ピンク色の体をした可愛らしいマスコット的な姿をしているが、
  臀部、すなわちケツが何故かクッソ汚い。
  その正体は長らく謎であったが、アニメ2期「烈日の黄金郷」放送に際し、
  「成れ果ての村が作り出した細胞のような存在」であるということが
  作者のつくしあきひと先生により示唆された。

  ちなみにアニメ2期の放送前にぬいぐるみが生産されることとなったが、
  当然ながら(?)、クッソ汚いケツも完全再現されている。
  もはやアイデンティティと化している模様。


・笑顔でウ◯コ持ってて草
 …アニメ「リコリス・リコイル」作中のSNSに書き込まれた感想。
  メインキャラ「錦木千束」や「井ノ上たきな」たちが拠点にしている「喫茶リコリコ」の
  赤字経営を改善するため、たきなが「ホットチョコたっぷりなパフェ」を考案したのだが、
  これの見た目と色合いがどこからどう見ても
  「Dr.スランプ」に出てくるようなウ◯コそのものであった。
  なお、味は美味しかったらしい。


・閃光のように
 …漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」における、もはや説明する必要もなさそうな名ゼリフ。
  一応解説すると、ラスボスである大魔王バーンとの戦闘中にダイが心を折られた際、
  旅の始まりから最終決戦まで常に共にいたポップが魂を振り絞り発した名言である。
  これを聞いたダイは再び立ち上がり大魔王バーンに挑んでいくのであった。
  原作漫画の有名シーンの1つであり、アニメにおいても完全に再現されていた。
  この直後のカイザーフェニックスを完全に無効化するシーンも超カッコいい。


・承認欲求モンスター
 …漫画およびアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公「後藤ひとり」が
  承認欲求を膨らませすぎた結果、変貌してしまった悲しきモンスター。
  「いいね」が欲しいがために暴れまくる。
  一部では「BOCCHILLA(ボッチラ)」と呼ばれているらしい。元ネタはもちろんゴジラ。

  なお、「承認欲求モンスター」という言葉自体は昔からあり、
  いわゆる「嘘、大袈裟、紛らわしい」な言動で周囲の注目を集めたがる
  迷惑な人を指す言葉として用いられている。


・水星たぬき
 …アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主人公「スレッタ・マーキュリー」のこと。
  モビルスーツ戦以外では自信無さげでドモる姿や太マユ毛なビジュアルから、
  タヌキ(狸)を連想した視聴者からの愛称(?)である。
  当然だが本編でスレッタがこんな呼ばれ方をされたことは無い。
  ファンアートの中にはスレッタの格好をしたタヌキで描かれたものもある。
  ちなみに、スレッタが巷でタヌキ扱いされていることは、
  スレッタの中の人である市ノ瀬加那さんも認識している様子。


・ダブスタクソ親父
 …アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のメインキャラ「ミオリネ・レンブラン」の台詞。
  父親である「デリング・レンブラン」に向けて言い放った台詞である。
  「ダブスタ」とは「ダブルスタンダード」の略であり、
  主に「類似した2つの状況に対し、異なった方針を適用する」ことを示す。
  同じような事象に対して一方では否定しているにも関わらず、
  もう一方では逆に肯定するなど、多くの場合は矛盾を含む。

  主人公「スレッタ・マーキュリー」が学生間で要求を飲ませるシステムである
  決闘において勝利した際、乗機である主人公機「ガンダム・エアリアル」が
  禁忌の技術とされる「GUNDフォーマット」を用いた「ガンダム」である疑惑が掛けられ、
  ガンダムと判断したデリングにより、スレッタが行った決闘は無効であり、
  スレッタの除籍とエアリアルの破棄を一方的に宣告されるのであった。
  決闘自体がデリングが構築したシステムであるにも関わらず、
  そのシステムをデリング自身が覆すという矛盾した判断に対し、
  激昂したミオリネが「自分で決めたルールを後から変えるな」と共に
  言い放った台詞が「ダブスタクソ親父」であった。
  一方でミオリネ自身もスレッタや地球寮の面々をコキ使っており、
  父親を彷彿とさせる傍若無人っぷりをいかんなく発揮していることから、
  チュチュに「クソスペワガママ女」呼ばわりされていたりした。
  ある意味では似たもの親娘ということかもしれない。

  同じような言葉に「サブカルクソ女」があるが関係は全くない…と思うが、
  台詞を作る際に割と参照してそうな気はする。
  2019年の金賞「ごますりクソバード」は絶対に関係ない。あってたまるか。


・そうはならんやろ
 …無理やりなラッキースケベなど、現実にはまず有り得ない事象に対するツッコミ。
  元ネタは漫画「ポプテピピック」にてポプ子が何故か縦方向に回っている時、
  理由を聞かれた際にピピ美が発した無駄に冷静な台詞である。
  これに対しポプ子は「なっとるやろがい!」と返している。
  元ネタ的には「そうはならんやろ」と「なっとるやろがい!」はセットで用いられるが、
  アニメ実況としては「そうはならんやろ」単体で使うことが多い。







今回は合計で9個でした。
まあこれくらいだと記事作成もそんなに時間はかからないですし、
ちょうどいいのかも知れませんね。パッと書けるのでラクです。
他のバズワード・メモリィもこのくらいに留めてくれたらいいんですが。
…まあ自分から苦労しに行ってるだけとも言う。



何にせよ、今年の更新はあと1回です。
やるのはもちろんアレ。当日までに記事作成は間に合うのか!?
次回、第1605話「スイープ・メモリィ2022」に続く。

テーマ : アニメ - ジャンル : アニメ・コミック